こんにちは☆Kaoriです。
人気シリーズこの人に会いたい第4弾は、フランスで活躍する日本人の方をご紹介!
今回ご紹介する方は、フランスの古民家を改装し、B&Bを経営されている素敵なご夫婦。
日本でのキッカケがフランスでのB&B経営につながるなど、
見ていてもワクワクするようなインタビューです。
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プロフィール:
お名前:前田ブライヤール清香(マエダブライヤールサヤカ)
仙台生まれ、水戸育ち。35歳。フランス、パリ大学院に留学。帰国後、企業内日仏通訳・翻訳に従事。その後フリーランス日仏通訳・翻訳者を続ける傍ら日本人に向けたフランス語教育を始める。フランス語教師歴3年。現在フランス南西部ミディピレネー地方で田舎のB&Bを開業し、フランス語語学研修ホームステイのホストファミリー。
経営するフランス農家民宿Le Vallon de la luneのHPはこちら
http://www.levallondelalune.com/
趣味は地球と身体に優しいオーガニック野菜・果物を育てる事と自転車で峠越えする事。
(フランスの田舎家造りの残るB&Bの全景)
1. 海外へ飛び出そうと思ったきっかけは何ですか
学部生時代に文化人類学との出会ったおかげで他者了解について、様々な考え方について学ぶ楽しさを発見しました。自分と違う文化や環境で育った人々のいる中で生活して、
自分の持っている価値観と照らし合わせてみたくなったのが海外へ出たきっかけです。
2. 今までに留学されたことはありますか
フランス、パリ語学学校、大学・大学院留学、通算4年間
3. 渡航前に不安はありませんでしたか
「きっとどうにかなるだろう!」という心持ちで打ち消すことのできるくらいの小さな心配事はありましたが大きな不安はありませんでした。
4. 留学先ではどんな勉強をされましたか
大学院留学を視野に入れていたので、留学1年目はフランス文明講座でフランス語に集中して学びました。大学院での専攻は哲学で、宗教学を含めた東洋思想と西洋思想の比較哲学を勉強しました。
5. 語学力を伸ばすために努力されたことはありますか
大都市であるパリには日本人が多いので、日本語に頼らない環境作りを心がけました。
色々な人と話すのが好きなので、努力とは言えないですが、とにかく人の集まる場所には顔を出していました。
6. 現地で生活してみて、どんなところが良いですか
頭の中で中心を占めすぎる自分の存在が混沌とした社会の中で相対的にちっぽけに感じられる事です。平たく言えば、日本で日本人として生活している時よりも私の言動にそこまで重きがおかれないので小さな失敗をしても周りの寛容な態度に助けられ、くよくよしないで済む事です。
(ゲストハウスから眺める夕日)
7. 逆に困ったことやカルチャーショックはありますか
カルチャーはその多様性が面白いです。一見ショックに思える事も視点を変えるだけで当たり前の事になりえます。なのでフランスだから、ということで受けたカルチャーショックは特にありません。ただ、こちらを「日本人」として受け止め、そのステレオタイプが先にたつことで、一対一の対話が成り立たない時は困ってしまいます。
(B&Bの食卓にのぼるオーガニック栽培の我が家の畑)
8. 実際に海外で生活をして、自分の変化はありましたか
日本生活では必要のない書類や役所の手続き等で待たされる事、うまくいかない事が多いので昔より気長になりました。
9. 今は海外でどんなことをされていますか
フランスの田舎で古民家を改装し、B&Bを経営しています。そこでフランスの田舎を巡るツアーガイド、フランス語語学研修を行っています。
10. 今のお仕事をしようと思ったきっかけは何ですか
夫と、自転車で4ヶ月間沖縄、九州、四国を旅しながら2000km走りました。旅先では様々な人々と出会い、自分たちの知らない事を教わり、助けられ、人生の糧となる沢山のものを与えてもらいました。今度は私たちが今いる場所で、ここにある豊かさを日本の皆さんと分かち合いたいと思っています。
(アヴェロン県の美しい村の写真)
11. 海外でのお仕事で楽しいこと、または大変なことはありますか
仕事を通して沢山の人と出会える事が一番楽しいです。大変な事は・・・、長期バカンス中は色々な社会機能がストップする等フランスの社会システムをいつも念頭におくことが必要で、それが時々難しいです。
(B&Bのお客様も使える図書室)
12. 海外へ飛び出して良かったと思いますか
自分の慣れ親しんだ環境から飛び出してみることは絶対に必要だったと思います。私自身が逆境に直面する経験を積めた事で周りの人の気持ちにも敏感になれるし、共感できることで自然と仲間が増えていく気がします。
(世界遺産の美しい村、コンク村)
13. これからやってみたいこと、自分のゴールはありますか
今の自分にできること・やりたいことを精一杯することです。そして子供達がもう少し大きくなったら家族全員で世界中色々なところを旅したいです。
(日本からのお客様を案内している時の様子)
14. これから海外へ行く人または、まだ踏み出す勇気が出ないという方へメッセージをお願いします。
とにかくワクワクするような沢山の面白いことが待ち受けているはずです!そしてその面白さを分かち合える人と沢山出会って下さい。海外へ出たい気持ちはあっても踏み出す勇気が出ない方は、迷いや失いたくないものがあるのだと思いますが、ひとまず出てみて下さい。自分にとって大切な物は遠く離れていてもそばに残るはずです。そしてもし辛い思いをするならその時はまた元の場所に戻ればいいと思います。
☆まとめ☆
人に出会うことで自分を分かってくれる人、価値を共有できる仲間が自然と増えていく。
仲間が増えていくことでまた自分の可能性も無限大に広がっていくのかもしれません。
海外に出られる方の特徴は、やはり慣れ親しんた環境から飛び出す勇気を持っていること。
そして海外で見た文化や価値観の違いを受け入れていく柔軟性を養っていけること。
清香さんのインタビューからもその強さが伝わってきます。
自分にはこれしかないと夢を明確に持っている人もいれば、
誰かとの出会いや、何かのきっかけで自分の目標ができる人もいます。
どういう経緯にしろ、自分に今できることをする、
自分がやっていることに自信を持ち、それに共感してくれる人たちに感動をシェアする、
そんな素敵な清香さんの経営するB&Bに一度訪れてみたいものです。
Le vallon de la lune ホームページ http://www.levallondelalune.com/
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前田ブライヤール清香さんインタビュー「4か月の自転車での旅からフランスでB&B経営」
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