トラムの運転手さんも個性的

ラムの運転手さんも個性的




メルボルンでは電車と同じまたは電車以上にトラムという市電のような交通機関が発達しています。

以前トラムの中で演奏が始まって、だれか注意したりあるのかと思いきや、暖かい目でその音楽を楽しんでいるという場面に出会いました。(こちらのブログでも紹介しました。https://sharehouse.in/eng/sharelog/detail/6873/?preview=1




先日、実は数年前に一度すごく感動するほどの運転手さんと乗客の方、すべてがそろってとても感動したことがありましたが、つい先日それを思い出すようなプチ感動があったのでご紹介します。


つい先日のプチ感動は、運転手さんの車内アナウンスです。

日本と同様、「次は○○ストリート、次は○○ストリート」というのが普通なのですが、先日の運転手さんはもう少しテンションが高い感じでした。「次は○○ストリート、Happy People!!次は○○ストリート~♪」というようなご機嫌な印象を受けました。声だけなのに…今日はなんかいいことでもあるのかな、と感じました。


そこで思い出したのが数年前の信じられない感動の運転手さん!

短い距離でしたが、満員の車内に響き渡る運転手さんのトークライブのような車内アナウンス!

昔のことなので詳細は覚えていないのですが、一人で車内の乗客に話しかけるように、歌うように、ずっとアナウンスが聞こえてくるのです。乗客の中にはクスクス笑う人もいれば、ただただ笑顔の方、私のようにびっくりしている人もいれば、何事もないかのように過ごす人もいました。


まだ来て日が浅かった私にとっては、そのことが日常的なことなのか、たぐいまれな珍しいことだったのかその時はわかりませんでしたが、今となればあれほどエンターテインメント性のあったトラムには出会ったことがありませんし、乗客の方が降りる際、後ろにも真ん中にも降りるドアはあるのに、前の運転手さんのところまでいって、「とても楽しかったわ」と「ありがとう」と口々に言って降りるのを見て、あの一件は個性豊かなメルボルンでもめずらしことだったのだなとわかりました。


その会社や職種における規則などはどうなっているのかはわかりませんが、自分の個性が出せるチャンス、それを受け入れられる社会というのはメルボルンの大きな魅力だと思います。こういう場面に会うたびに、私はまだまだ「こうでなければ」「ビジネスの場においてはビジネス調でなければ」、ということに頭が行き過ぎているかもしれないなと感じます。


運転手さんは正しく安全に運転するということもそうですが、自分の個性を出したアナウンスの仕方をしたり、乗客を楽しませる(例えばディズニーリゾートラインは乗っている間にも楽しみがたくさんあります)ということをしたければしてもいいのではないかと思うのです。


それをする勇気、それを受け入れられる社会。。私は何ができるだろうか。



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