発展によって失われたもの
私は甘いものも塩辛いものも、食べること自体が好きですが、特にストレスがたまると砂糖の多いものを欲したりということがあります。
今でもよく欲しますが、健康を考えるとやめたほうが良いだろうと思い、何度も何度もやめようとは努力しようとしましたが、なかなかできませんでしたが、最近ようやく自然のものをスナックにいただくことに慣れてきました。
メルボルンでの私の自然なおやつとは…
①果物(最近だとプラム、バナナ、リンゴ、みかん、スイカなど)
②ドライフルーツ(アプリコット、プルーンなど)
③トウモロコシ
④ナッツと種(カシューナッツ、アーモンド、ドライベリー、シーズの混じった何の味もついていないもの)
最近ようやく美味しいと思っていただけるのは④のナッツ類なのです。
ナッツ類にはタンパク質や良質な脂質が多く含まれている上、ビタミンやミネラルの良い摂取源でもあります。
とったほうが良いものですが、私の普段の料理ではあまりナッツもシーズも使わずにいたので、ナッツやシーズをスナックでいただくことによって、必要なビタミンやミネラルも補充でき、さらに私の食生活では不足しがちなタンパク質や脂質も増やすことができる。これは素晴らしいアイデアだと思いました。
最初の1週間か2週間を過ぎたら、同じナッツでもお店や取り扱いによって味や食感が違うことがわかり、最初はナッツやシーズなら量を気にせずに食べるということを決め、食べているうちに、美味しいと感じていただくようになりました。そうしてからは以前食べていたようなものをあまり欲しなくなりました。
おそらく買い物の時点で心が負けて食べてしまったら、あっという間に元に戻るのは簡単だと思います。
そして、今のナッツ生活に戻るのにはまた時間がいるのだと思います。
前回の携帯をなくした4日間の記事でもそうですが、携帯に依存する生活に戻るのは簡単だと思います、そして携帯のない生活に戻すのはそんなに簡単ではないかもしれません。
私たちの生活は、もともとは便利ではないところからスタートし、利便性を追求し、現代の社会があり、そして今は食事も昔風の日本の食事に戻すことが勧められていたり、いろいろな飲み物が出てきた結果、昔ながらのお茶などに戻ったり、オーストラリアもそうですが、車社会の国では、車で通勤し、歩かない、ジムが日本よりずっと普及しています。日常生活で歩かなくなった分をジムに行って補う。でもジムに行くのは車だったりします。今は面白い流れになっていると思います。利便性の追求で失ったものは何なのか。発展によって失ったものは何なのだろうか。