【アメリカ留学上級編・その11】留学中って働けるの?(在学中のお仕事編)
アメリカで働く場合には必ず必要になるSocial Security Numberについて学んだところで疑問がある方もいるかもしれません。
アメリカ留学中に働くことって、可能なの?
だとしたら、どんな手続きが必要?
その答えへ今日は突っ込んでお話していきます。
まず、留学先の学校に在学中に仕事をするには、以下の条件を知っておかなければなりません。
①アメリカ留学のための学生ビザを申し込む際、建前上は学費と生活費は自分で賄えることになっている
アメリカ学生ビザ(F-1)を申し込む場合の名目は当たり前ですが学業になるので、アメリカ政府は申し込む個人がきちんと学業に専念できるかどうかを見ます。
そのため、最低でも学校が示す学費の1年分と生活費がある、という銀行の残高証明が必要になります。
基本的には労働するためにアメリカに渡るわけではないとみなされているので、働かなくても生活できることを示さなければならないということです。
②留学を始めてから一年以上経っていること
留学開始から一年間は、良い仕事が見つかったとしても働くことはできません。
①の続きになりますが、一年間は仕事をしなくても学業と生活が賄えることを証明してきていますので、その間は労働は認められていません。
③フルタイムの学生であること
学生ビザでアメリカに滞在している学生は、一年のうち9ヶ月間はフルタイムで授業を取っていなければいけません。
一学期に12単位以上でフルタイムの学生と見なされます。
④労働は週20時間までのパートタイムであること
しつこいようですが学生ビザで学生としてアメリカに滞在することを許可されているので、もちろんフルタイムで仕事をすることは許されません。
週に20時間までのパートタイムになります。
ただし、夏学期(もしくはフルタイム学期以外の3ヶ月間)のみ、フルタイムで働くことが許可されます。
⑤基本的にはオンキャンパスの仕事でなくてはならない
よほどの理由(勉強している専攻に関連する、など)がない限り、パートタイムでできる仕事は学校内(オンキャンパス)のみとなります。
学内のカフェテリア、コーヒーショップ、ブックストア、図書館、などが候補になりますね。
私はピアノと音楽理論のチューター、ピアノの先生の秘書、音楽学部のオフィスアシスタントなどをやっていました。
日本語のクラスがある学校ならば、日本語のチューターもできるかもしれませんね。
以上の条件を満たしていれば、留学中に仕事をすることができます!
少し留学生活に慣れて時間に余裕が出てきたら、ちょっとしたお小遣い稼ぎにいいかもしれません。
お財布が少し潤うだけでなく、お仕事することによって友達が増えたり、さらに英語を磨くチャンスになりますね。
その他、卒業後ついては、また次回お話します。
ワシントン州シアトル(Shoreline Community College)
アイダホ州ボイシー(Boise State University)
テネシー州メンフィス(The University of Memphis)
での学業を経て、2013年に修士課程修了。
現在はイリノイ州シカゴにて生活しています。
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【アメリカ留学上級編・その11】留学中って働けるの?(在学中のお仕事編)
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