アメリカ流、英語間違え方講座
海外生活で語学習得というのは最大の壁であり、特に大人になってから海外に出た人達にとっては”本当の意味でネイティブに限りなく近くまで”は長く、険しい道のりである事は確かでしょう。
以前のブログでも書きましたが、僕はアメリカに来て1年半~2年ほど経った時に「自分はアメリカに来てもう2年も経つのに、全然ペラペラに喋れない。」という事実に悩まされ、自分は他の人に比べて特別英語の才能がないのではないか?と感じたりもしました。
ですが、実際にはほぼゼロからのスタートの場合、どんな人でも安定した語学力を習得するまでに平均的に5~10年くらいはかかると思います。
僕が言う”安定した語学力”の定義とは、
1.英語を英語として表現出来る
日本語でいうこれは英語で言うと、、とか日本語にある表現を無理矢理英語に翻訳してしまうのではなく、英語を英語の表現として使える。必然的に物の言い方なども変わってくるし、それに応じて自分のキャラクターも若干変わったりします。カルチャーを理解しているかどうかも重要なポイントです。日本語の物の言い方をそのまま英単語に変換して言ってしまった為にトラブルになる事もあると思います。
2.仕事で使える
ここも一つのターニングポイントの一つ。例えば友達とパーティーして遊んだり、彼氏、彼女と恋愛をしたり、自分の話を相手が一生懸命理解しようとして聞こうとしてくれるスチュエーションでの「喋れる」と、自分の能力をプレゼンしたり、聞く体制じゃない相手をうまく説得したりして契約や仕事をまとめあげて行く「喋れる」とでは大きい差があり、僕は2年目の頃、前者はクリア出来たのですが、後者は満足に出来ませんでした。それが出来る様になったと感じた時も一つのターニングポイントでした。
3.正しい間違え方が出来る
さて、本日はこの「正しい間違え方」について書いていきたいと思います。
アメリカ、特にニューヨークに来てる学生の子達はカッコ良くスラングを使いこなしたい子達も多いと思います。日常的にスラングを使うアメリカではスラングを学ぶ事は重要であり、自然な事でもあるでしょう。ですが、正しい文法を覚える前にスラングで英語を覚えてしまうと逆に正しいスラングの使い方を出来ず、”カッコつけてスラングを使ったけど間違っている”といった最悪の状況に陥ってしまいます。という事で正しい間違え方について少し書いていきたいと思います。
1. I am going to…
日本で言うところの未来系を表すこのフレーズ。当然TOの後には動詞が来ます。
これが、省略されると
I'm gonna…(アムガナ、、)
になります。
さらにブロークンになると、
I'm gon… (アムゴン)
になり、
さらにさらにもっとブロークンになると、
Imma… (アマ)
になります。
最後のアマに関しては非常に育ちの悪い印象になり、決して奇麗な喋り方とは言えないのでDJの時にイケイケな喋り方をする時には使いますが、相手によってはなるべく使わないようにしてます。
ちなみにImmaというとI am aと思う人もいると思いますが、実はこちらも正解です。
なので、
Imma do it (I am going to do it)
Imma DJ (I am a DJ)
と、Imma の後に動詞が来た場合未来系、Immaの後に名刺が来た場合はI am aになります。
2.Be動詞は言わない人が多いが、amは絶対に言う。
とある友達が言いました。英語ではBe動詞はガンガン抜かして喋る人多いけど、amは基本的に抜かさないと。
She a singer. (She is a singer.)
とは言いますが、
I a singer X
とは絶対に言いません。
I’m a singerです。
こちらは、上記で紹介したI'm gonnaにも同じ事が言え、She gonna do itと言ってる人は居ますが、I gonna do itと言ってる人はネイティブではほとんど居ません。その人がネイティブであればほぼ確実に”I'm gonna do it”と"am"が入っています。時たま日本人や、英語がネイティブではない人で「I gonna… (アガナ、、)」といって居る人を見ますが、これは間違え方として若干間違えてると感じます。ネイティブの人は"is"や"are"など他のBe動詞を抜かす事はあっても"am"を抜かす人は少ない。ただ"am"は音的に小さくしか発音しないので、英語に慣れていない人からはアガナ、、、と聞こえてしまうというのも理解出来ます。理由がなぜかは解りませんが、英語を喋る人の中ではある意味常識ではあります。
3.三人称単数現在の動詞にSがついてない
She does it.が正解の文法ですが、会話ではShe do it.と言ったりする事もしばしば。これも正確に言えば間違っていますが、こういう人は多いです。
4.Askをアクスと発音する。
Askはアスクと発音するのが正しいですが、”アクス”という人が居ます。これは黒人英語との説もありますが、そこまで多くはありませんがちょっと慣れるまで時間が掛かりました。
書き始めるとキリがありませんが、今日はこのぐらいで。
一つ言える事はスラングを学ぶよりも先に正しい文法を学ばないとスラングの成り立ち自体も理解する事が出来ないということ。
スラングはそれ自体が間違った英語ではありますが、アメリカで一般的に会話で使われている『間違え方』を知る事も、相手のカルチャーを知るという大切な事なのかなと思います。
じゃ、そういうことで。
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