【アメリカ留学上級編・その15】在留届を出そう!
熊本を始め九州の各地でまだまだたくさんの地震が起きていますね。私も友人がいるのでとても心配です。
こういう時に側にいるどころか同じ国にもいないということは毎回力不足を感じてしまうのですが、海外にいてできることは募金だったり、英語で情報を広めて日本人以外の友人・知り合いに関心を寄せてもらうことだったりします。
1日も早く被災された皆さんが落ち着いて生活できるようになりますように。
本当は違う内容の記事を書く予定だったのですが、今回のこの地震によって今まで書いていなかった重要なことを思い出しましたので、今日はそのことについてお話しようと思います。
在アメリカ合衆国日本国大使館について
アメリカに限らず、海外に長く滞在する場合にきちんと知っておきたいのが、各国にある日本国大使館の存在です。
大使館と言うと、大きな用事やトラブルにでも巻き込まれない限り必要ない存在なのでは?と思われがちかもしれませんが、海外にいる日本人にとって大切な機関です。
各種の証明書・パスポートの発行や、日本に関する情報の発信、地域の安全情報を知らせてくれたりします。
アメリカにはワシントンDCにある大使館を始め、地域ごとに領事館が置かれていて、その数は16に及びます(自分の住んでいる都市に領事館がない場合は、自分の住む地域がどの管轄なのかここできちんと調べましょう)。
在留届ってなに?
海外に3ヶ月以上滞在する場合は、滞在先の大使館・領事館に在留届というものを出すことになっています。
これによって、自分がアメリカのどこにいるのかということを国が把握することができるので、日本で何かあった際の緊急連絡などが速やかに行われます。
その他各国でパスポートの申請や、在外選挙人名簿登録の申請、戸籍関係の書類などにも在留届が必要になってきます。
いわゆる、海外における住民票です(ですので、日本を離れる際は日本の住民票からは抜けなければなりません)。
在留届を出す際にメールアドレスを登録しておくと、担当の領事館からその地域に当てた連絡(天候や事故、テロに関する情報など)が随時届くようになります。
領事館の近くでない地域などの場合は、出張で領事館の職員がその州にやってくる場合も、知らせを受けることができます。
実際私もアメリカ南部、中西部に住むようになってトルネードの心配をしなければならなくなり、たまに把握していないトルネードの情報などが送られてくると助かりますし、テロの際の注意や近郊で何か大きな催し事がある際もきちんとお知らせが来るので、とても便利です。
今回地震が起こった事によって改めて緊急時にきちんと連絡が取れる事の大切さを感じましたので、今アメリカにいて在留届を出されていない人がいましたら、すぐに取り掛かってほしいなと思います。
ワシントン州シアトル(Shoreline Community College)
アイダホ州ボイシー(Boise State University)
テネシー州メンフィス(The University of Memphis)
での学業を経て、2013年に修士課程修了。
現在はイリノイ州シカゴにて生活しています。
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【アメリカ留学上級編・その15】在留届を出そう!
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