海外で仕事をする上での難しさ
海外で仕事をする上での難しさ
海外で仕事をする上で、分かってはいてもなかなか性格の癖で、改善できないことがありますが、日本人の友達とこの話をすると日本人特有の癖のようにも感じるのです。
難しいなぁ…と感じるのは、物事をはっきりというところ。
遠回りな言い方や態度で指ししめすようなことより、はっきりと言う文化なので、胸にグサッとくるときもあれば、極めてイラッとすることがあります。
そしてどうやら向こうもこちらもはっきりと言わないとそれが相手にもストレスになるようなのです。
例えば、何か問題が発生して、こちらがあやまらないといけない立場になった時。
仮に事情があったとしても、日本では言い訳のように聞こえるので言い訳せず謝る、というような場面で訳を説明しないとさらに相手側を怒らせてしまうようなことがありました。
それ以降、言い訳っぽいなぁと思っても事情を説明するということをしていますが、なんとなく言い訳しているような気分になるのです。
もう一つは、自主性の違い。
これについては友人たちも同意の声が多くありました。
日本の人は多くの人が気が利き、周りのことをよく考え、ほんの一工夫、ちょっとした気配りを多くの人がする文化があるので、そしてこれは気づきませんでしたが、海外に出てみたら他の国の人はできないことだったのです。
もちろんみんながみんなそうではありませんが、もうちょっと気が利いてほしいなぁ、周りのこともうちょっと見えてほしいなぁ、ほんの一工夫があればいいのになぁ、ちょっとした気配りが、、ないんだよなぁ。ということを感じることが多々あるのです。ですので、気が利き、エクストラの努力ができる日本人社会では、率先して働く人かのように映るのです。そして、本当の問題はそこからで、率先して行う余分の作業が、いつしかその職場でその余分な仕事をすることがあたかも元々その人の分担であったかのように思われてしまうのです。さらなる問題は、勝手にそのプラスαの仕事を働き者達の仕事だと思い込み、かつその余剰な仕事をしなかった時に、なぜしない・しなかったのだと平気で訪ねてくるというようなことが起こるのです。
二度とやるもんか!と心に決めても日本の心が染み付き、どうしてもやってしまう。。
高い期待の中でより良いきめ細かさ、機転のでてくる日本での難しさ、その反対の国で努力して文句を言われるというオーストラリアでの難しさ。働くということは難しいものです。