どっちが良いかということではなく…

価値観の違いを身をもって学ぶ(頭で分かっていても心が分かるまで、心から分かるまでは時間がかかる!)



というタイトルにしました。

日本にいる方から、またはメルボルンに来たばかりの方からメルボルンと日本どちらが良いですか?という質問を受けることがあります。

また、日本の企業で働くこと、オーストラリアの元気の企業で働くこと、これもよくどちらが良いか聞かれます。

オーストラリア人の考え方、日本人の考え方、また例えばイタリア人の考え方、韓国人の考え方、色々とあります。

どちらが良いとか、どちらがえらいとか、どちらがすごいとか、どちらかが間違っているとか、そういうことではないというのが私の今の段階では思うところです。


とても難しいことですが、私も日本人として日本人らしい空気を読むところ(今はあまり読めなくなっていますが)、気を遣うところ、ダイレクトに言わないでやわらかい言い方にするところ、そんな自分の性格が気に入っています。良いところだと思っています。


オーストラリア(といっても全員が一律にそうではないですが)でははっきりと明確にいうことが必要です。

そのため、仕事をしていて傷つくこともありましたし、もう少し優しい言い方してくれてもいいのになって思ったり、そんなことくらいで怒らないでよって思ったりしたこともありました。


では日本の方が相手が気づかないから良いのかというと、そう見ればそうですが、穴としては、やわらかい言い方をした方にややストレスが残る、言われたほうもきつく言われたわけではないから改善しなかったりすることもある。こんな問題があったりします。


そしてオーストラリアの方は、きつく言われたから悪いのかというとそうでもなく、例えばきつく注意をしたとしてもそのあと引きずることはあまりありません。言われた方も明確ですから、同じことは繰り返しません。


これだけでも両者とも良い面、悪い面があります。

もちろんこういったことはメルボルンのような多民族が集まっていればたくさん起こります。

その国の流れで正しいと思うこと、良いとされる対応をしてもそれがそのほかの国の人にもあてはまるわけではないのです。


といってもここはオーストラリアですからオーストラリアの大多数の傾向に合わせる「郷に入れば郷に従え」は適切な手段かと思います。


どうでしょうか。この力を身につければ日本に帰っても人によって正しいと思うことが違うこと。

いじわるや嫌味でやっているわけではなくて、本人なりに正しいと思ってやっていること、ただその考え方が違うから理解できなくて誤解が生じることがある、ということなのです。

簡単に言ってしまうと価値観の違い、で終わってしまいますが、その価値観の違いを身を持って学んでください。

今後の人生に大きな力になると思います。



11 SHARES
  11
  0
ハロウィンを目前に若者たちは別のイベントにワクワク…
Back
オーストラリア暮らしの中で気づく当たり前のこと
Next
メルボルンの実用的な情報や、健康関連の情報などメルボルンの生の様子、今の様子が分かるよう役に立つ情報をお届けできればと思います。
Comments
Total: 0