シェアハウスの選び方(オーストラリア人と暮らしたい)
シェアハウスを選ぶ時は、エリア、家賃、家の清潔さなどの他に、どういう人がハウスメイトになるかも重要なチェックポイントだと思います。
以前、語学学校で働いている時によく家を決める相談を受けましたが、その中で、安さにつられて選んだ結果、やはり安いなりの理由があったということはよくありましたが、それはさておき、、
せっかくオーストラリアに来たのだからオーストラリア人と暮らしたい、という人が多かったことを覚えています。
日本人ぽい発音というのが存在するようにオーストラリア人の英語にも癖があります。
私の中では、早口で少しこもった感じに聞こえます。今でもそんなに慣れませんが、慣れるまではオーストラリア人の輪の中にいるとだんまりしてしまうことばかりでした。聞き取れもせず、マシンガンのように話す人々の中で同じようにはできなかったのです。それでも現地のオーストラリア人と暮らすことで生の英語に触れ、オーストラリア人の日常を見ることはできました。
ただ、英語を伸ばしたい、という人にとって、もしその人の英語力が初級で、かつそのオーストラリア人が異文化に興味があるとかでなければシェアハウスは独立した大人の集まりになるので、ホストファミリーのように不慣れな人をサポートしてくれるという環境とは違うものになります。
言葉がわからないというのは、何かあった際に考慮される理由にはなりません。
語学学校内でもそうですが、自分より高いレベルを持つ人たちの中にいると、彼らの使う英語から学ぶことができ、知識が増えることは間違いないと思います。ところが問題は、日本人の多くは会話力を伸ばしたいという方が多いのですが、そんな人たちの中で会話力は果たして伸びるのかということでした。リスニングは伸びると思いますが、スピーキングはトライしないと伸びないと思うのです。
反対に、自分より英語がつたない人の中では、他人のミスなどから自分の英語力に生かして学びを得ることができると思いますが、語彙力や言い回しなどを得ることは難しいかもしれません。ところがリスニングは伸びない代わりにスピーキングは伸びるのではないかと思うのです。私はスピーキングに必要なのはリラックスしていることと、自信を持って話すことだと思っています。ですので、ローカルの人の中で話すときと、同じ英語学習者の中で話すときは安心感や、同じ悩みを抱えている共感、そういったものがあるのではないかと思うのです。
そんなことから、私は一概にオーストラリア人と住むのが良いとか悪いとかをいうことはありませんが、人によってはオーストラリア人の中では、だんまりになって部屋にこもってしまいそうなタイプの人にはおすすめはできませんでした。オーストラリア人と住んで入るけど話はほとんどしなくて部屋にこもって英語を使うことすらしないのであれば、英語を第二外国語とする人たちと切磋琢磨しながら会話量を増やし、自信をつけていく方が大事なのではないかと思うのです。
人によって何が最適かは違うので、ただやみくもにオーストラリア人に来たからオーストラリア人と住みたいというのは必ずしも最適なチョイスではないということをお伝えしたいと思います。
シェアハウスの選び方(オーストラリア人と暮らしたい)
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