【アメリカ文化を知ろう!その9】サンクスギビングってどんな感じ?
アメリカでは冬時間に入り、夕方暗くなるのも早くなってきました。
先月末、アメリカでは1大イベント、サンクスギビングが終わったばかりです。
今更なのですが、一体何を祝うのか、どんな風に過ごすのか分からない人もいると思うので、それについて今回はお話していこうと思います!
サンクスギビングとは?
サンクスギビング(感謝祭)は、毎年11月の第4木曜日です。
そもそも、サンクスギビングとは何を祝う日なんでしょうか?
その昔イギリス人がアメリカに移住した1620年、冬が厳しくたくさんの人が亡くなったのですが、その時彼らを助けたのがネイティブインディアン。トウモロコシなどの栽培方法を教えたのです。
その次の秋に収穫が多かったので、感謝の印に一緒にお祝いをしたことが始まりと言われています。
その後リンカーン大統領が南北戦争で分断された国民を一つにするためにこの日を国民の祝日にしました。
その名残で、今は家族が集まってご馳走を食べる日となっています。クリスマスと同様、家族と友人たちが集まる大きな国民の祝日です。
朝からニューヨークでは大きなパレードがあり、各地で大きなアメフトの試合も行われます。
みんなテレビでその様子を見ながら料理を楽しむのが恒例となっています。
Friendsgivingもあるよ!
多くの人が実家などに帰って家族と集まるこの日。飛行機代も高くなるので、なかなか簡単には帰れないという人も実際多いものです。
そんな人たち同士が集まって、フレンズギビングという名前でサンクスギビングを楽しむ、という風習も広まっています。
家族のように仲良く友達とゆっくりご飯を作ったり食べたりするのも、また楽しいですよね。
今年は私たちは夫の実家には帰らず、義兄の住むワシントンDCへ行って他の家族と合流したのですが、サンクスギビングは家族だけでなく、DCに住む兄の友人たちも集まって大きくお祝いしました。
参加者で食べ物、飲み物を持ち寄って楽しい時を過ごせました♪
サンクスギビングとフレンズギビングが両方一緒にできて、なんだかトクした気分でした。
感謝祭に続くイベントたち
サンクスギビングは木曜日ですが、お祝い気分はまだまだ続きます。
Black Friday
(ニュースより。寒くても皆並びます!)
日本でも一部のお店で始まったブラックフライデー。ありとあらゆるお店が大セールを行うため、多くの人がお目当ての品を手にいれるために前もって並びます。
目玉商品は大抵品数が限定されているので、店が開いた途端に皆がダッシュして争奪戦を行うので、毎年騒動が起こってニュースになったりしています。
アメリカの小売業界はこの日の売り上げが1年で一番多く、年間売り上げの何割もをこの日で上げるお店もあるようです。
多くの人が、1ヶ月後のクリスマスのためにこの日に一気に買い物をします。
Cyber Monday
ブラックフライデーに倣って始まったのが、このサイバーマンデー。これは、オンラインショップがセールを行います。
この日にたくさんのお店が割引をするので、私もこの日にネットで目当ての物を購入しました。
このセールは1日だけだったり1週間ほど続いたりと、店によって様々です。
Giving Tuesday
私は今年までこれを知らなかったのですが、その次の日はGiving Tuesdayと呼ばれ、チャリティーに募金しよう!という日になっているようです。
お金を買い物に消費するだけでなく、人の役に立てようという動き、良いですよね。
まだ始まったばかりで知名度は低いですが、これからどんどん広がっていくのではないでしょうか?
公式ウェブサイトもあります。
美味しい食べ物を家族や友人とゆっくり楽しんで食べるお祝い、サンクスギビング。
日頃あまり気にしない些細なことに感謝の気持ちを持てたり、周りの人たちに感謝の気持ちを示すのにもとても良い日です。
日本でも世界中のどこでも、広まったら素敵なのになと思います♪
ワシントン州シアトル(Shoreline Community College)
アイダホ州ボイシー(Boise State University)
テネシー州メンフィス(The University of Memphis)
での学業を経て、2013年に修士課程修了。
現在はイリノイ州シカゴにて生活しています。
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