シェアハウスという暮らし方

シェアハウスという暮らし方


オーストラリアではシェアハウスという暮らし方が非常に根付いています。

ワーキングホリデーや英語を勉強しに来ている方のみだけの話ではありません。


オーストラリア生まれ、オーストラリア育ちのオーストラリア人達もこのハウスシェアという暮らし方を選んでいます。

出産を機に家族だけで暮らす人は多いですが、結婚したあとも他人を交えたシェアハウスというは珍しくありません。




全く知らない赤の他人と暮らすということ。

私も初めての時はとても不安でした。日本人がいるところがいいか、女性だけの方が良いか、ハウスメートになる人はどんな人か、そんなことを胸に抱えながら、インスペクションといって実際にお宅を下見させていただくということを繰り返しながら、良さそうだなという家を探していました。


実際、始めの頃は短い期間でいくつか転々としていました。

そのたびに、自分が求めているのはどういうところかというものが分かってきました。

「引っ越し」というと日本では敷金・礼金という制度があるので、何度も引っ越しをするとお金が非常にかかる印象ですが、オーストラリアではボンドという敷金のみなので(通常退去時に返金される)、引っ越しをするのは大変なだけでお金がたくさんかかるということはありません。

また、多くの家が家具や電気製品がついているので引っ越し時にそういったものにお金がかかることもありません。

この点においてはワーホリ、留学生のインターナショナルな人たちとオーストラリア人たちとに違う傾向があります。インターナショナルの人たちは、滞在期間が数か月から数年なので、ベッドを始めとする家具、車を持っていない、持たないことが多いので家具付き物件を必要とし、オーストラリア人達は自分のお気に入りの家具を持っているので、家具なし物件を好みます。


実際色々な家で暮らしてみて、シェアハウスを選ぶ際ではなく、そのシェアハウスが快適なものになるかどうかはハウスメートによるものが大きいということです。これは仕事と似ています。仕事はきついんだけど同僚や上司はすばらしい人だから頑張れるということです。

反対に、家自体がどんなに素晴らしくてもハウスメートとの相性が合わなければ家を出る理由になるのです。


自分が納得するまで自分の求める家、ハウスメートなどを含めた生活の場を求めたいという気持ちも理解できますが、それは人づきあいと同じで、ささいなこと、ささいじゃなくても嫌な面があるからといって、次へ次へと探し続けたり、嫌な面だけ見てダメだと判断して見切りをつけたりしていてはきりがないということです。


嫌な面、納得のいかない面もあるかもしれないけどそれを上回る良い点がある。だからその人と一緒にいる。

それと同じことのように思います。完璧なものが見つかるまで探しまわるのも一つの道ですが、完璧な人間などいないことを心得て、人づきあいと同じように、ある程度の妥協点を設けることが大切ではないかなと思います。



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メルボルンの実用的な情報や、健康関連の情報などメルボルンの生の様子、今の様子が分かるよう役に立つ情報をお届けできればと思います。
Comments
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2016-02-02 10:03:38
海外でシェアハウスを体験した人は日本に帰ってもシェアハウスを選ぶのではないかなと思います。やはり身軽ですし、知らない人と暮らす不安より、知らない人と暮らすことに新しい楽しみを見出す人がこれからどんどん増えていくと思います!
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