シェアハウスでの暮らし、その実態とは!?②



シェアハウス在住歴2年の加川です。


今回も前回に引き続き、シェアハウスでの暮らしについてお伝えしたいと思います。


シェアハウスと言えば、最近ではテレビの影響も多大にあり、「テラ○ハウス」のような華やかでキラキラした日常が待っているのではないか、と想像する方も多いのではないでしょうか。


もちろん、住んでいるところにもよるとは思うのですが、今振り返ると、私が住んでいたシェアハウスでもそれに近いものはあったのかもしれません。


誰かが新しく入ってくると、歓迎会をやったり、誕生日の人がいれば、サプライズで誕生日会を開いたり、みんなでフェスに行ったり、レンタカーでドライブをしたり、BBQをしたりと、決して一人暮らしでは得られないようなキラキラした日常がそこにはありました。




また、これもシェアハウスあるあるなのかもしれませんが、人が増えるにつれて、趣味趣向の合う人たちが集まり、部活なんかもできました。休日や仕事終わりに近所をランニングするラン部。美味しいものを食べてまわるグルメ部。盆栽好きが集まる盆栽部など、メジャーなものから、マニアックなものまで一時期はすごい盛り上がりを見せたように感じます。


その他にも、うちにはバースペースがあったので、飲食店で働いている人が休みの日だったりすると、美味しい料理とお酒を振舞ってくれたりもしました。そのときには、家の人だけでなく、お互いの友人なんかも呼んだりして、たくさんの人たちと出会える場ともなっていました。


だんだんと歳を重ねるにつれて、新しい人との出会いはあっても、それほど深く関わることは少なくなっていくような気がしますが、シェアハウスだと新しい出会いもあり、期間は短くとも濃密な関係性を築くことができるような気がします。


そのため、シェアメイトとの関係性は、友人でもなく、家族でもない、ちょうどその中間に位置するような不思議な関係性であり、不思議な距離感での関わり合いなのです。生まれも育ちも仕事も学校も年齢もバラバラなのに、「住まい」という軸を通して、いろんな人が集まり、そこで出会うというのは、本当に不思議なことで、何か運命的なものまでをも感じてしまいます。


長い付き合いの友人にも見せられない自分の素を、出会って日が浅いシェアメイトにはあっさりと曝け出すことができてしまうのも、シェアハウスの不思議。


シェアハウスはそんな人との新たな関わり方を発見できる場なのかもしれません。


だからこそ、一生とは言いませんが、人生の中でシェアハウスで暮らす時期というのは、とても貴重な気がします。


しかも若ければ若いほど得なような気もします。学生であれば、一緒に住む社会人の大人からいろんな話を聞けるというのは、それだけでもメリットになるのではないでしょうか。


もちろん、ニュースやネットの書き込みなどで見るようなデメリットもあるとは思いますが、将来について悩んだり、日々の生活に苦労したりする時期に「同じ釜の飯を食う仲間」とともに過ごす時間は、将来かけがえのない思い出に変わると思いますよ。

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出身/宮城県 在住地/京都府
ライター。宮城で生まれ育ち、大学から東京へ上京し、海外での滞在を経て、今現在は京都で事業を行なっています。「泊まる〜暮らす」の導線づくりをしています。
Comments
Total: 1
2015-09-16 15:57:23
Moeさん、ありがとうございます!本当に若いうちに一度は経験した方が良いと思います!大人に対する見方も変わると思うんですよね!
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