メルボルンの食材事情(牛乳)
以前パスタやチーズなどは日本とはくらべものにならないほどの数があると言いました。
ちなみにイタリア人の友達が言うにはそれでもイタリアと比べたら種類が少ないと嘆いていましたが…
さて今日は牛乳、また栄養的なところからも説明をできたらと思います。
海外で自分の体調管理をしていくのは大変なことですから。
どうしても仕事が決まるまでは、安定した収入が得られるまでは栄養のこと以上に値段が大事。
少しでも安いものだけで生活してしまうということが当たり前のように起こっていくのです。
牛乳は近年アレルギーで飲めなくなっている人も増えていますが、それでも小学校の給食などで毎日必ず出てきていた記憶はないでしょうか。やはりその栄養価はとても高いのです。
何が高いかというと、まずはカルシウム。カルシウム=骨、でしょうか。
たしかにカルシウム摂取量が少ない人はそれが年々たまりにたまって、骨密度が少なくちょっとしたつまづきなどから骨折…ということが起こるということは多くあります。骨粗しょう症という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
ただカルシウムだけでなく、タンパク質も脂質も多いのです。
日本ではカロリーを気にする傾向が強く、カロリーが高い=脂肪、油を良くないものと認識する傾向があるように感じていますが、脂質は体にとっては間違いなく必要なものなのです。
また、タンパク質、これはざっくりといえば体をつくるような栄養素ですが、こちらも豊富。
カルシウムの話に戻りますが、カルシウムは骨だけでなく筋肉を動かすときにも必要だったり、神経にも影響を与えます。つまり、カルシウムが一般的に不足しがちな日本人女性、若い今は骨もおれませんし、筋肉にも神経にも影響は出ないと思いますが、確実に着実に骨密度が減り、体は「カルシウム足りないよー」と叫んでいます。
その影響が出るのは今ではないからです。今は全く分かりません。数年後または数十年後に出ますよ。
そんなカルシウム。牛乳や乳製品では摂りやすいですが、その他の食品からカルシウムをとるのはなかなか困難なのです。小松菜やホウレンソウ、そういったものには多く含まれているといえど牛乳の比ではない。しかも、オーストラリアでとなると、小松菜やホウレンソウを海外一人暮らしの人が積極的に摂る食材だろうかというとそうでもない。
やはり牛乳の栄養のチカラは借りるしかない、と私も結論に至りました。
普段は豆乳やアーモンドミルクを飲んでいますが、カルシウムが少ないのです。
牛乳の栄養について良し悪しはあります。動物性の脂肪だからダメだとか、動物性たんぱく質だからダメだとか。
摂りすぎはもちろん良くありませんが、私は今カルシウムの必要性を感じてきているのでカルシウム摂取が優先です。
小学校の給食のように一日コップ1杯程度であれば特に問題ありません。
牛乳でお腹を壊しやすい人は冷たい牛乳ではなくて、温かい牛乳にするとか、またはヨーグルトでも代用できます。
それでもダメな人の場合、牛乳のラクトースという成分に対するアレルギーかもしれません。
日本人にはラクトース不耐症の方が多いとききます。
でもオーストラリアなら大丈夫。
オーストラリアもラクトース不耐症の方が多いのか、「ラクトースフリー牛乳(ラクトースなし)」の牛乳があります!これもどこのスーパーでもたいてい売っている普及度の高いもの。
ちなみに有名スーパーColesで1リットルが1.7ドルでした。普通の牛乳が1リットル1ドルくらいなのでちょっと割高にはなりますが、豆乳などと同じくらいの値段で買えます。
牛乳を飲みましょう。
特に海外一人暮らしの方、おなかが空けばごはんなど主食(主に糖分)を摂ります。
パワーが出ないようなときはお肉が食べたくなるなどタンパク質を欲します。
肌や髪がかさついていれば油が必要なように感じます。
三大栄養素は比較的気づきやすいのです。
でも細かいところをついていくとビタミン不足やミネラル不足…これは不足症状が出るまで不足気味なことには気づかないのではないでしょうか。
カルシウムは骨だけではなく、筋肉や神経にもかかわっているということ。
海外で親元を離れて、友達も知り合いもいない国で生活をするということは大きな経験を積めるとともにやさしいことだけではありません。
自分の体のことをおろそかにしたら、後々そのツケが回ってきます。
牛乳は安いし、栄養価も高い。飲みすぎは良くないけど適量とるには素晴らしい一品の一つです。
メルボルンの食材事情(牛乳)
メルボルンの食材事情(牛乳)以前パスタやチーズなどは日本とはくらべものにならないほどの数があると言いました。ちなみにイタリア人の友達が言うにはそれでもイタリアと比べた...
オーストラリアに住むようになって、ますます健康生活に興味を持ち始めました!