オーストラリアの危険な人
オーストラリアと日本では「うっ、怖いな…」というタイプの人が異なるように思います。
本日の事ですが、信号待ちをしていたところ、信号の向こう側で、怒鳴りながらビンのようなものを道に投げ捨ててバリンというような音が聞こえました。
服装もダボっとしたちょっと古いような感じで、おそらくドラッグをやっている人なんだろうな、という印象を受けました。念のため何をされるのかわからないので距離をとって通り過ぎるようにしました。
友人と歩いていたのですが、彼女のご主人は、ガタイの良いオーストラリア人なのですが、おそらくドラッグをやっているであろう人に突然顔を殴られたことがあるそうなのです。
もちろん急なことは防ぎようがありませんが、オーストラリアで怖いのは主に、見た目からして怪しいことがわかりやすいように感じます。
人も、エリアも、建物なども「怪しいな、怖いな」と思うところは避ければ大抵のリスクは避けられているような気がします。(もちろん盗難被害や住宅への強盗被害などは日本よりもっと多いように感じます)
反対に日本では、スキミングや詐欺、情報などの犯罪や、普通に生活していて普通に見える人による急な犯罪などが比にならないほど多いように感じるのです。
オーストラリアと比べると、もっと複雑で、その背景にあるのはもっともっと複雑で深刻なようです。
オーストラリアと日本で大きく違うと感じるのには、オーストラリアの平和感が大きく影響しているように思います。
友人が言っていましたが、オーストラリアの猫は人懐こい、と言っていました。オーストラリアの人も人懐こい人が多いですが。
確かに日本の猫のイメージは「気ままにふらっとしていて、犬のように人には懐かない」というのが私のイメージでしたが、確かにオーストラリアの猫は愛嬌があって、近寄ってきて、人間が寄っても逃げないようなところがあります。
スズメや鳥すらもこちらでは向こうから人に近寄ってきて、むしろ人が急に近寄っても逃げも隠れもしません。
これは、動物を傷つけるような犯罪が少ないからではないかと思います。日本では残念ながら動物を残虐な方法で悪さをする人がいたりしますが、友人のいうとおり、こういったオーストラリアの環境が動物を人懐こくさせたり、犯罪を分かりやすいものにしたりするのかななどと思います。
たまに日本のニュースを一覧で見ると、殺人、殺人、事件、事故、殺害、過労死、虐待…とそういったものが多く悲しくなります。いったい日本では何が起こっているのかと、私の家族や友人のいる国は大丈夫なのかと不安にもなります。
改めて、環境の影響、社会の影響、国民の影響が気になってくるのですが、結局は一人一人が変わっていけば何か違う結果があるのかなとも思うのです。私の父が同じようにニュースで残念なものが多かった時に、「一人一人の親が、自分の子を一生懸命愛せば、犯罪は少なくなるんじゃないかなぁ」と言った言葉が今でも記憶に残っているのですが、本当にそうだと思います。
日本は恐ろしく便利な国ですが、もう少しでも「住みやすい国になりますように。