ニューヨーク滞在を控えて
7月5日からニューヨークに3カ月滞在することになった。今までオーストラリア・シドニーに2週間、マルタに4週間滞在したことはあるのだが、トロントを含めて6カ月のロングステイは初めてのことだ。
毎回渡航前は期待と不安が入り混じり、何となく地に足が着いていないような感覚の中で、忙しない日々を過ごすことになるのだが、今回も渡航日までもう間もなくという時期に差し掛かり、その波が押し寄せてきた。
僕は留学経験があるわけでもないし、学生時代英語の成績が特に良かったというわけでもないのだが、今の仕事を始めてから、国際間での事業に携わることになり、改めて英語の必要性を感じている。
ただし、ここでいう必要性というのは、あくまでもコミュニケーションを取るツールとしてであり、今の時代、英語自体が仕事をする上で特別なスキルだとは思わない。しかしながら、どんなに技術が発展し、瞬時に翻訳できるデバイスが世の中に出回ったとしても、少なからず微妙なタイムラグは感じるであろうし、イントネーション・ニュアンスなどから汲み取るという作業は難しいであろうから、どこかぎこちなさは残るのだと思う。だからこそ、生の英語で対話ができる。これに越したことはないであろう。
もちろん、日本にいながら英語を身につけることも可能だろうけど、僕は本当に必要に迫られないと行動できないタイプでもあるので、今の自分に物足りなさを感じたり、もう一回り成長したいと脱皮を試みようと思ったときに、自らを崖から突き落とすという作業をたびたび行う。
ただ、崖から突き落とすというのは大げさな表現でもあって、今回は会社からの後ろ盾があるので、全てを投げ打って世界へ飛び出す人とは状況が違うことも当然理解している。また、深い谷底だと思い、いざ飛び込んでみると、意外と底は浅かったというオチがあることも多々ある。妄想に妄想が頭の中で膨らみ、勝手な思い込みだけが独り歩きをし、自分でも何に不安を思っていたのかすら覚えていないのだ。
しかし、今回の滞在は英語を習得することが目的ではない。そのため、語学学校で集中的に英語を学ぶということも決してない。自ら英語を使う環境の中に身を置かなければならず、自ら積極的に英語を学ぶという姿勢を保ち続けなければ、きっと半年経っても一緒のことだろう。また、ときには英語を使えなければ仕事にもならないという局面もあるだろう。だからこそ、この6カ月間は想像以上に多くの試練が待ち構えているのかもしれないけれど、それをも楽しみたいという心構えで今はいる。
だって、今は想像でしかないのだから。
ニューヨークに関しても、行くと決まってから、現地に住んでいる人のブログを読んだり、ニューヨークという街・人・歴史について書かれた本も読んだ。友人や知人からもたくさん話を聞いた。だけど、自分の目で確かめ、体感したわけではない。だからこそ、行く前からニューヨークはこんな場所だという先入観をあまり持たずに、自分の五感をフルに使って、たくさんのことを感じたい。
そして、半年の滞在を終え、改めて今回書いたブログを読み返した時に、少しでも自分自身の考え方や心境に変化があれば良いな。
ニューヨーク・トロント半年間の滞在中は、とりあえずブログは続けるつもりなので、天気が悪く、何の予定もなく、とんでもなく暇なときにでも覗いてもらえたら。。
ライター。宮城で生まれ育ち、大学から東京へ上京し、海外での滞在を経て、今現在は京都で事業を行なっています。「泊まる〜暮らす」の導線づくりをしています。
ニューヨーク滞在を控えて
7月5日からニューヨークに3カ月滞在することになった。今までオーストラリア・シドニーに2週間、マルタに4週間滞在したことはあるのだが、トロントを含めて6カ月のロングステイ...
何事も自分で体験するのが一番ですよね。
今後のブログも楽しみにしています♪
加川さん、日本ベストブロガーとかになったらどうしよう!!!!サインもらっておこうかしら。^^笑
サイン後であげるね!笑