家探しレポート Episode 3

本日はアメリカ、ニューヨークで家を内見する時のチェックポイントを書いていきたいと思います。

もちろん日本と同じ部分も多々ありますが、ニューヨークならではの部分も。

まず、家に向かう前に駅から何分かかるか図ります。

当然といえば当然ですが、急行や沢山の電車が乗り入れる駅で一番近い駅からの分数も図ると良いでしょう。例えばブルックリンの下の方であれば、アトランティックバークレーセンター。ほとんどのブルックリンを走る電車がマンハッタンに入る前にこの駅に集結します。前に住んでた場所の時もこのあたりで友達と待ち合わせをする事もしばしばありました。そして、Lトレインならばユニオンスクエア。あまり他の電車と交わらないLトレイン。同じブルックリンに行くのでもとりあえずユニオンスクエアから乗り換える事が多いでしょう。
その他、タイムズスクエア(42st) ハロルドスクエア(34st)など分岐点となる場所までの分数をキッチリ図っておくといいでしょう。

家に着いたらまず、日当たりの確認をしたいので可能な限り内見は日のある時間帯が良いと思います。

次に僕は、家に「スキマ」がないかどうかをチェックしています。ニューヨーク、特にブルックリンはネズミが入って来たり、また冬場はかなり寒くなる事も多いのでとにかくこの「スキマ」が多い家は用心が必要。キッチン下の収納スペースなどはスキマが出来てる事が多く、特に半地下物件の時などは注意しましょう。もしそれでも借りる場合はスキマを埋める事も可能です。

そしてクローゼットの広さも確認事項の一つ。パッと見部屋が広くても、クローゼットありでの広さと無しでの広さとだと変わってきます。収納スペースの確認、こちらは日本と同様ですね。

そして、お湯が出るかの確認。こちらはニューヨークならでは。日本ではあまり場所によってお湯が出ない事はあまりないですが、ニューヨーク、こちらも特にブルックリン（笑）では古い建物が多いせいか、お湯が安定して出ない物件が多くあります。ちなみに僕の以前住んでた場所はお湯の出が安定しませんでしたが、現在の新居は安定してます！引っ越して良かった！

内見時には条件等も最終確認。

家賃に電気代、光熱費、水道代、インターネットなどユーティリティ関係がどこまで含まれているか、ブローカーを挟んでる場合はブローカーフィーがいくらなのかも含めて初期費用を算出して検討しましょう。それから「今後家賃の値段が上がったりするか？」も一応質問として投げかけてみることにしてます。この質問には「それは保証出来ない」と濁されてしまう場合も多いですが、雰囲気を探る意味で聞いてみてもありかも知れません。

後は一番僕が気をつけていること。

それは人の雰囲気です。大家さんや、ブローカー、ルームシェアの場合はルームメイト。最初に違和感を感じたまま入居すると後々人間関係でトラブルになる事もありえるのでここは一番用心してます。もちろん初対面で1度会っただけでは解りませんが、第一印象で既に違和感を感じる場合は契約するのは考えた方が良いでしょう。

住まい選びは人選びでもあると思います。

ちなみに僕の新しい大家さんは今のところは良い人そうです。

後、もし内見時にまだその場所に住んでいる人がいたら、その人とも話してみるようにしてます。この物件のいい所、悪いところなど、教えて貰える範囲で聞いてみます。後は「その人がなぜこの物件を出る事になったのか？」こちらも色々と参考になるでしょう。

ただ、大家さん、ブローカー、元住人から得た情報はまるまる信じない方かいいかも知れません。彼らは貸したいという目的があるので良いポイントに偏ってしまう可能性も。参考程度にしておきましょう。

さて、内見が終わったらネイバーフッドのチェック。借りたら毎日通るであろう駅から家までの道は危なくないか？近くにあるお店、スーパー、デリ、それから重要なのがコインランドリー。ニューヨークではまだまだコインランドリー文化なので洗濯物を運ばなければならないコインランドリーまでの距離は中々重要と言えるでしょう。

街や人の雰囲気のチェックも忘れずに。

後はなるべく多くの物件を見に行く事！

数撃てば当たるではないですが、やはり多くの内見を抜きに良い居住スペースを見つけ出すのは難しいでしょう。

そんな感じで、少しでも皆さんの参考になったら幸いです。

じゃ、そういうことで。