【アメリカ留学上級編・その9】車を買おう!(自動車保険編)

保険への加入を忘れずに!

ディーラーからでも個人売買でも、車を実際に購入する日には保険に必ず加入しましょう。

書類にサインをして運転し始める瞬間から、車に起こることは基本的にすべて自分の責任となるからです。



(アメリカのテレビコマーシャルで見ない日はない?!くらいおなじみ、Geicoのキャラクター。)


保険の種類は主に三種類あります。

◾︎Liability Coverage

この保険は、アメリカのどの州で車を運転する場合も必ず加入していなければならないものです。

自分が原因で事故を起こしてしまった場合、相手側の損傷をカバーしますが、自分の車の損傷やケガはカバーされません。

そのため、Premium(月額)は一番安くなります。


◾︎Collision Coverage

この保険は、自分が原因で事故を起こしてしまった場合でも、自分と相手側両方の損傷、ケガをカバーします。

新しい年式の車などの場合は事故が起こっても乗り続けたい人がほとんどでしょうから、そう言った場合はこの保険に入っておいた方が安心です。

また、相手が原因の事故でも相手が保険に入っていないという場合(もちろん違法ですが)もありますので、そういった不運な事故に遭ってしまった場合でも安心です。

もちろんその分PremiumはLiabilityよりも高くなります。


◾︎Comprehensive Coverage

LiabilityやCollisionは事故の場合のカバーのみですが、Comprehensiveの場合はどんな原因の損傷でもカバーされます。

例えば、田舎や山道などで動物を轢いてしまった場合、ストームに巻き込まれた場合、窃盗に遭ってしまった場合など、いつでも起こりうる事故以外のトラブルに遭っても安心です。


他にもオプションで、Road Side Assistant(車が急に壊れてしまった場合のレッカーサービスなど)や、Uninsured Motor Vehicle Coverage(相手が保険に入っていない場合の損傷のカバー)などをつけることもできます。

私はLock out(日本語で言うインキー?)をしてしまい自分の車に入れなくなってしまった時に、Road Side Assistant何度も(笑)助けてもらいました。



(今年のお正月、義兄の車が駐車場でぶつけられました。相手がわからず冷や汗モノだったのですが、後に連絡が取れて、相手の保険で無事修理してもらえることになりました!)


保険が必要だった体験談

私は一度保険が切れている相手にぶつけられてしまい、車を修理しなければならなかったことがあったのですが、Uninsured Motor Vehicle Coverageのオプションによって難を逃れることができました。これに入っていなければ、Liabilityのみの私の車は修理できずにヘコんだままだったでしょう。


そして、私が車を売った相手とのトラブル。相手に「会う日には必ず保険に入ってきてくださいね」と言っておいたにも関わらず、実は入っていなかった彼女。

無事に車を運転し始めたはいいものの、その数日後に自分の家に帰るまでの道中で車にトラブルがあり、立ち往生。その際、こちらに文句の電話がかかってきました。

しかし、車を売る際には問題なく、テストドライブもして納得して売った後のことなので、あとは売る側の責任にはなりません。彼女は結局レッカー代も車の修理代も全て払わなければならないことに。

古い車だったので、いつガタがきてもおかしくないのと、安く売ったので、申し訳ないとは思いましたが、私はそのクレームには対応はしませんでした。

いろいろその後もこれだけでは終わらずゴタゴタして大変でした・・・。


と、いうことで、長くなりましたが、車購入のステップはここでついに終了です。

困った時ドライバーを助けてくれる保険。車を購入するその日に必ず入っておいてくださいね!

And, Happy Driving!!



18 SHARES
  11
  4
【アメリカ留学上級編・その8】車を買おう!(最終チェック編)
Back
【アメリカ留学上級編・その10】Social Security Numberってなに?
Next
2003年に英語と音楽を勉強するため渡米。
ワシントン州シアトル(Shoreline Community College)
アイダホ州ボイシー(Boise State University)
テネシー州メンフィス(The University of Memphis)
での学業を経て、2013年に修士課程修了。

現在はイリノイ州シカゴにて生活しています。

アメリカ留学(とくに音楽留学)、アメリカ生活へのご質問、どんどんお寄せください!
Comments
Total: 3
2016-01-28 09:05:51
とってもタイムリーでこの前車を買ったんだけど、オーストラリアでもInsurance入ってない人結構多い~!!ガレージじゃなく、その辺の通りに駐車することも多いから、誰にぶつけれらるか分からないのは迷惑だよね・・・
オージー女性は、縦列の時は後ろの車にコツンとぶつかったらOKとか言ってて、ぶつかったらダメじゃん!!!って思わず噴出したけど、適当な人が多いから自分の車を守るのも大変だよね~笑
  2
2016-01-29 05:02:19
本当その通りだよ!オージーもアメリカ人に似て大雑把なんだね(笑)
こっちは、バンパーはぶつける(Bump)ためのものだから、バンパーなんだって言うよ。。もう、慣れるしかないよね(汗)
  1
2016-01-29 12:22:04
ですよね〜。こちらは日本のような車検の制度もないので、窓がガムテープで覆われている、なんていうひどい状態の車が結構普通に走っていたりします(笑)
うちの車ももう今年で20年もの!の古い車なので、何か起きたら仕方ないなと思えますけど、新車だったら毎日ヒヤヒヤしてしまいそうです!
  0