家探しレポート Episode 2
前回は家探しの際のアパートメントオーナーの審査のハードルの高さについて書きましたが、今回はその対策法について書きます。
対策法と偉そうな事を言っても大した事ではなく、ようは「どうやって大家の信用を勝ち取るか?」と「誰に頼むか?」という事だけです。
まず、どうやって信用を勝ち取るかですが、そもそも相手の立場になって考えれば、見ず知らずの他人に家を貸すわけですし、ましてニューヨークのような様々な人種や文化が入り混じる街では貸す方が不安になるのも想像に容易いかと思います。
なので、最初の段階から自分のバックボーンをなるべく明確にするように心がけました。
名前、性別などの基本的な情報はもちろんの事ながら働いている場所があるエリアやその会社がどういった会社でどういう仕事をしているのか。銀行の残高証明も日本の銀行のものとアメリカの銀行のもの両方を提出し、日本のものには日本の実家の住所も記載されていたのでそういった所も「こちらはあなたに個人情報をしっかり提示してますよ」といったアピールに繋がるのではないかと思います。
その後、家の内見をする日が決まったら、その日はなるべく小綺麗な格好で行くようにしました。たかが見た目、されど見た目!大家さんが「この人綺麗に使ってくれそう、ちゃんとしてそうだし、、貸したいな」と思うような見た目で行くようにしました。
スーツとまではいきませんが、シャツとジャケットで行きました。
さて、そして家探しを「誰に頼むか?」ですが、これは仲介のブローカーです。
一概に不動産ブローカーと言っても人種民族が入り混じるニューヨーク。僕は何人かの人に依頼してましたが、まず日系不動産屋。日系不動産屋は日本人が働いているので英語が全くわからない人には心強いでしょう。しかし、逆にそれ以外の強みはほとんどなく、物件を持っているエリアも固まっており、大家さんに対しての押しも弱い印象。何度か話だけ聞きに言って条件等を伝えたのですが、予算や条件にあった物件もあまり意欲的に探してくれているような雰囲気もありませんでした。
後は僕がフリーランスで収入証明が難しかった時に
「今収入証明がないと大家さん警戒して貸してくれないんですよね。」
とバッサリ。
言ってる事は理解出来ますが、そんな事は初めからわかっており、
「だから日系の不動産に来て相談してるんだよ!」
と思った記憶があります。普通に収入証明や審査のハードルが下がらないなら日系不動産屋を頼る意味はほとんどないので。
逆に色々とフレキシブルに頑張って探してくれたのが中国人のブローカー。
僕は学生時代にも個人でやってる中国人のブローカーの人にお願いし、家を見つけました!
ニューヨークで大きいコミュニティを持つ中国人だけあり、大家さんとの繋がりも深く親密で、大家さんもブローカーも
「日本人の人達は綺麗に使うし、家賃もちゃんと払う」
という事を知っており、学生や個人で渡米した外国人が収入証明を証明しずらい事情などもわかっており審査もある程度融通を効かせてくれます。
僕の場合は収入証明の代わりに銀行の預金残高を日本のとアメリカの両方を提出、後は身分証だけでした。
簡単!
ちなみに僕は英語でやり取りしていますが中には日本語が喋れる人もいたり!
最終的に、家探しをお願いしてた2人の中国人ブローカーのうちの1人の人が今の家を見つけてくれました!
てな感じで難航した家探しに終止符を打ちました。
さてお次の回では家探しの時に見るポイントについて書いていきたいと思います。
お楽しみに。
じゃ、そういうことで。
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