【アメリカ留学上級編・その10】Social Security Numberってなに?
Social Security Numberとは?
アメリカで生活していく上で、よく耳にすることになると思われるのが、Social Security Number(SSN)です。
これは、日本語でそのまま訳すと社会保障番号、となるのですが、アメリカで仕事をするとなると必ず必要になる番号です。
仕事だけでなく、クレジット(お金の記録)や学業に関する情報などもこの番号に記録されています。日本でいうマイナンバーのようなものですね。
アメリカでの生活が長くなってくると、この番号が必要になることが多くなってきます。
実際に、こちらの携帯(プリペイド以外)を買ったりする場合や、銀行口座を開く際、アパートを借りる際の申し込みなどにこの番号を聞かれます。
SSNを手に入れる方法は?
Social Security Numberは、私がアメリカに来た当初は比較的簡単に手に入れられるものだったのですが、今は仕事が見つかってからやっと申し込めるようになります。
*(ここでツッコミ)
SSNがないと仕事できないのに、仕事がないとSSNに申し込めない・・・なんという矛盾。
しかし、仕方がありません。こういった矛盾はアメリカ生活について回ります(笑)。
雇用先にSSNが手元に届くまで仕事開始を待ってもらうか、先に働き始めてお給料をSSN取得後にもらう、などの処置が必要になります。
SSNの申し込みに必要な書類
まず、仕事を見つけて上記の事情が分かった上で雇用してもらえることになったら、雇用主にまず手紙を書いてもらいます(この手紙には、あなたの仕事の内容、仕事開始日、週に何時間働くことになるか、そして雇用主の名前と電話番号を示してもらいます)。
そして、その後それを持って学校の留学アドバイザーのところへ。今度は、そのアドバイザーに手紙を書いてもらいます(この手紙には、あなたの名前、学校できちんと出席しているかどうか、雇用主が誰か、仕事が何か、などを明記すべきと書かれています)。
(Social Security Administration Websiteより)
その二通の手紙が揃ったら、ビザのついたパスポート、I-20を持って最寄りのSocial Security Officeへ行きます。
このOfficeは、SSNの取得だけでなく、社会保障(日本でいう年金)、生活保護などの対応も行っているオフィスなので、常に忙しいところです(待ち時間が長いのが普通)。時間に余裕を持っていきましょう。
きちんと申し込みが済めば、数週間の間に自分の番号と名前が書かれたカードが送られてきます。
(留学生のカードには、このほかに"NOT VALID FOR EMPLOYMENT"という注意書きが書かれています。)
この番号は言うまでもなくとても大事な情報ですので、持ち歩かずに安全な場所に保管しておきましょう。
SSNがないと不便?
仕事はする必要もないしする時間もないけど、そういう場合はSSNがなくても生活は大丈夫?という疑問も起こってくると思うのですが、基本的にはなくても生活に支障はないはずです。
確かに、運転免許を取る際や銀行口座を開けたりする際に必ず聞かれるSSNですが、絶対になければならないものでもないので、その都度解決方法はあるはずので、あまり心配しなくて大丈夫ですよ!
たくさんの人が気になるであろう留学生としての就労に関しては、また今後詳しくお話していきますね。
ワシントン州シアトル(Shoreline Community College)
アイダホ州ボイシー(Boise State University)
テネシー州メンフィス(The University of Memphis)
での学業を経て、2013年に修士課程修了。
現在はイリノイ州シカゴにて生活しています。
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