レストランの雰囲気は経営者の国籍によって全然違う(その1)

レストランは経営者の国籍によって雰囲気が全然違います


というのも、私は今現在のも含めて4つのジャパニーズレストランで働いていたことがあるのですが、それぞれ経営者の国籍が全然違うのでお店の雰囲気が全然違うのです。

どこも人気のお店で成功しているのでそれぞれどんなスタイルでオーストラリアの人に受け入れられているのかも書いてみたいと思います!

学生の皆さんが海外のジャパニーズレストランで働くこともあるかと思ったので、どんな経営者の元で働きたいかを選ぶ際のヒントになって貰えたら嬉しいです。



1つ目は韓国人がオーナーでマネージャー達も全員韓国人、シェフも殆どが韓国人です。

基本的には「効率的に動く」ことが第一優先でお店の雰囲気もピリッとしています。

指導方法も厳しいので、実際途中で根を上げる人もいるくらい…

フレンドリーで和気藹々というよりは規則正しく統一されているといった印象です。

お客様へのサービスはしっかりしていて、愛嬌があるというよりはお客様の必要とするものを素早く察知して先回りして提供することで満足して貰うというスタンスです。

料理の味は日本食に近いのですが、たまにサラダにスイカが入っていたり、スパイシー枝豆があったり、ソースに唐辛子ペーストが使われていたりと韓国料理の要素が混じっていたりします。ただし、ベースとなるメニューはパースで人気の高級日本食レストランでの経験が長いシェフが作っているので味は抜群に美味しいのです。



経営上手な韓国人は様々なことが効率的。金・土の混雑する日は回転率を良くするために2部制にしたり、大人数での予約だった場合はキャンセルさせないために前金を払って貰ったり、デザートは誕生日でも基本持ち込み禁止で持ち込む場合は一人$5持ち込み料がかかったりと損失のないように容赦なくルールが設けられています。

ただ、オージーがレストランに対して雰囲気を重視することを知っているので、お店の雰囲気は抜群に良く、お客様はその雰囲気と味にみんな大満足して帰られます。




2つ目はオージーが経営するレストランでスタッフもほぼオージー、シェフはほぼ日本人です。

基本的には「フレンドリーな接客」を第一優先にしているのでスタッフ同士もお互いによくおしゃべりし、仲が良く雰囲気はアットホームです。

指導方法はとっても親身なもので、少しの失敗では怒られることはありません。

スタッフそれぞれ個性があって、お客様と出来るだけコミュニケーションをとることで満足して貰うというスタンスです。

料理はほぼ日本人ので(あえて経営者が日本人を選んでいます)まさに日本食の味!ただ、オージーの好きなテイストも上手く取り入れられているため万人ウケする味に仕上がっています。


経営方法は効率重視というよりは一人一人のお客様を大切にしてゆったり良いサービスを提供するスタイル。

客単価は高くないので儲かっているのか怪しいところなのですが、お客様の満足が今後利益に繋がってくるという考えです。お客様はスタッフとのコミュニケーションと料理の美味しさに大満足して帰られます。




これはあくまでも私の経験なので、例外なお店もあるかと思いますが、それぞれにいてまったく違うお店の雰囲気とサービスの違いを感じているので分かりやすく書いてみました♩

残りの2つについてもその2で書いてみたいと思います!!



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こんにちは!RYOKOと申します。

2015年5月 Perthへ夫婦で移住して参りました。
日本では大学卒業後、百貨店の正社員として8年間勤務。
プロモーション企画、ディスプレイ監修、接客研修講師を担当。
その後百貨店での経験を活かし、ジュエリーショップ店長を務める傍ら、女性誌WEBサイトのブロガーとして活動。
2014年 Perthへ一人旅しに訪れフレンドリーな人々と美しい自然にすっかり魅了されてしまい夫婦で移住を決意。

大好きなPerthをみなさんに知っていただけるよう頑張りますので宜しくお願いいたします♩
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