オーストラリアの治安

オーストラリアの治安


オーストラリアの治安は比較的良いと言われていますが、本当にその通りだと思います。

日本と比べるとそれでも少し日本では見たことのない光景に出くわしたり、そういう話を聞いたことがあります。




海外に来る人が増えている今、海外に来るメリットだけを伝えるのはフェアではないと思うので、私が実際に見た、聞いた海外での怖い部分をお伝えしようと思います。


というのも、今日メルボルンの市内の大きな駅(一番大きく、空港からのバスがつながっている)で夕方7時くらいのことですが、大きな怒鳴り声が聞こえてきました。何度も何度も叫んでいる少年10代後半くらいの白人の若者が警察に取り押さえられていました。どうやらドラッグか何かで錯乱した様子だということでした。日本でもこういう場面はあると思いますが、色々な文化のミックスした移民の多い国オーストラリアでは日本よりドラッグ使用率は問題になっているのではないかと思います。


ちなみにそのシーンを目撃したときは、友人と立ち話をしていたのですが、そこでも事件の話でした。

彼女は郊外のいわゆる治安の良いエリアに家族で暮らしているのですが、先日車の後ろ側の窓を割られたとのことでした。きっとどこかのティーネイジャーだわと、警察に届けずにそれを修理に出してようやく車が戻ってきたころ、今度は車の前の窓が割られていたので警察に行ってきた、という話でした。


私が以前実際に見たことがあるのは盗難のシーンでした。メルボルン市内の本当に大きな市立図書館の目の前のベンチでバッグがあっさり盗まれていました。夜9時頃、ベンチにカップルがいたのですが、女性の方がバッグを背中の後ろに置いたまま、彼のほうに夢中になっており、というかキスをしていたので注意が回らなかったのか、走って近寄ってきた少年のような人がバッグを持って走り去っていきました。


同じようなことを知り合いからも聞きました。ここからは全て日本人女性からの報告です。

その市立図書館内での出来事だそうです。その女性は図書館の机の上に荷物を置いていたのですが、そのまま友達とのおしゃべりに夢中になっていて気づいたときにはバッグからお財布がなかったというのです。


また、違う女性は、メルボルン市内の中心の通りのベンチで自分の背中とベンチの背もたれの間に荷物を置いていたのですが、携帯に夢中になっていた間にこれも背後からすられたとのことでした。


この二人に共通していたのは、この写真のようなふたやチャックのない口が大きく開いたバッグということです。

また、自分の目の前、自分の背後に置いていたから大丈夫だと思っていたところ。大丈夫と安心して、会話や携帯に夢中になってバッグの存在、貴重品の存在を日本と同じレベルで安心していたところ。

ここが特に難しいところだと思います。メルボルンは基本的には治安が良いと感じるので、そういう日々に慣れてきたころに、日本にいるのと同じような錯覚におちいるのです。さすがに海外でバッグをテーブルにおいて席を確保したまま席を離れるような人はいないと思いますが、自分の手や目の届く範囲だからと安心してしまうということは日本出身の私たちには理解できる部分があると思います。

ちなみに、知人のコロンビア人の人が言うには、コロンビアでは男性でも本当に多くのスリなどがあるから本当に注意しているといっていました。例えば、バスに乗っている時、胸ポケット、お尻のポケット、コートのポケット、何度も何度もチェックしてあるかどうか(とられていないか)をずっと確認していると言っていました。これについては他のコロンビアの人からは話を聞いていないので、どこまで普通のことなのか分かりませんが、治安の目安になるのではないでしょうか。

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ほめられたら否定する?
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社会的に成功しないといけないという錯覚
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