道に迷ってる中国人のおばさん

ニューヨークを網の目のようにはりめぐる地下鉄MTA。マンハッタンは基本道が縦と横しかないので地下鉄の駅の配置もシンプルですが、ひとたびブルックリンに入れば複雑な駅の配置に加えて時間帯、曜日によって激しいサービスチェンジがあります。今日はLトレインが走ってません、今日はMトレインが走ってません、今日はFトレインがAトレインのラインを走っています。などなど、この物価が高い街で高い税金を払って生活しているにも関わらず、全然スムースにならないニューヨークの地下鉄MTA。

僕達ブルックリンに住んでいる人間はそういったサービスチェンジをある程度見越して動いていますが、住み慣れている人にもやっかいなこの地下鉄のサービスチェンジ。住み慣れていない人からしたら、もう完全に道に迷います。

そんなサービスチェンジ時に頻繁に遭遇するのが、道に迷ってる中国人のおばさん。自分の母親より少し若いかくらいの中国人のおばさんが地図をもって、「は？これ地図の通り走ってないんですけど？どゆこと？」という感じの表情でオロオロしてます。

人に聞いて聞いて聞きまくってるのですが、いかんせん英語があまり喋れなく、人によってはアジア人を見つけては「すみません、中国人ですか？」と尋ねまくってる人もいます。

僕もアジア人なので聞かれることが多いのですが、そういう時は「すみません、、中国人じゃないです。どこに行きたいんですか？」とゆっくり、シンプルな英語で行き方を教えるのですが、「センキューセンキュー」と言ってまた違う近くのアジア人に「すみません、中国人ですか？」と聞いてます。（笑）

とは言ってもそこはやはり中国人。日本人のおばさんがブルックリンで迷ってて日本人を見つけて道を聞こうと思ったら至難の技ですが、中国人なので、多くても大体10人くらいのアジア人に声を掛けたら1人ぐらいは中国人なのです。

ロサンゼルスはまた少し違うとは思いますが、僕はニューヨークに暮らしていて中国人や韓国人のコミュニティの大きさは羨ましいと感じます。単純にこれだけコミュニティが大きければ暮らしやすいだろうな～と。

電車が基本時刻表通りに来る日本で生まれ育った僕には未だにニューヨークのMTAのサービスチェンジを受け入れる事は難しいですが、もうこれはこれで受け止めるしかないみたいです。もしくはお金持ちになって、そもそも電車自体を使わない。全てタクシーか車移動を目指して頑張る他は無いみたいです。

じゃ、そういうことで。