ヴィンヤードでのお仕事
今回はヴィンヤード(ワイン用のぶどう畑)のお仕事について紹介したいと思います。
僕が実際にヴィンヤードで働いたのは、1ヶ月にも満たないのですが、ヴィンヤードではほぼ1年中を通して仕事があります。ヴィンヤードではたくさんの種類の仕事がありますが、その中で僕が体験したのは、ワイヤーリフティングとサッカという仕事です。
ワイヤーリフティング
僕が初めてヴィンヤードで働いた時にした仕事は、ワイヤーリフティングでした。
上の写真で、ぶどうの木(ワイン用)にワイヤーがはっているのが見えると思うのですが、ヴィンヤードではぶどうの木の成長に応じて、このワイヤーを上げていかなければなりません。成長とともに、ぶどうの木のツタが横に広がってくるので、それをワイヤーで上に持ち上げます。
途中に立っている支柱にワイヤーをかけ、その間の木のツタを持ち上げていくといった感じです。
正直とても単純な作業なので、人によっては合わない人もいるかもしれません。
サッカ
これに関しては、このサッカという名前が正しいのかは分かりませんが、僕たちはサッカと呼んでいました。
上の写真のように、ぶどうの木が定間隔で植えられています。その幹に小さな枝や葉っぱが生えてきます。
サッカとは、その枝や葉っぱを除去する作業の事です。
上の道具を使って、余分な枝や葉っぱを落としていきます。
黒い手袋は表面がゴツゴツしていて、細い枝などを落とすことができます。手袋で落とせないものは、ハサミを使います。ファームによっては、全てハサミで枝を切り落としていかなくてはいけないらしいです。
"サッカ"はたぶん、"Suck"からきていると思いますが、"Suck"に"吸い取る"という意味があるので、ぶどうの木の枝を吸い取るように擦り落としていく感じです。
この仕事は、歩合制でぶどうの木1本、4セントくらいでした。
一つの木から次の木へ、次々に移動していき、その度に屈伸や腰曲げの動作が発生するので、なかなかキツイです。
他にも、プルーニングやワイヤードロッピング、ヴァイントレーニング、グレープピッキングなど、ヴィンヤードには他にもたくさんの仕事がありますので、今後もし体験したら、また紹介していきたいと思います。
本来の目的は世界一周。
それとも、ワインを作るための果物を収穫するところなんですか?