ワタクシが、オーストラリアに家族で移住をしたのは
2010年5月。
夫婦共に職なし。
義両親宅に居候。
という、お世辞にもゆとりは全く無く
毎日職探し。
何だかギスギスしてました。
そんな中、
義両親の知り合いのカフェで
週末だけ手伝ってくれないか・・・という
声をかけてもらい、
それまで「いらっしゃいませ」系の仕事をしたことのなかったワタクシが
重い腰をあげて?
いや、断る理由もなく
というか、行かざるを得ず
週1で働くこととなった。
そこのカフェは
イギリスから渡ってきた若夫婦経営。
奥さんの作る芸術とも呼べるようなカップケーキが目玉のカフェ。
週末のマーケット内でのカフェということで
訪れる人も穏やかで、のんびり買い物に来る感じ。
そこで、バリスタの手ほどきも受け
ケーキのデコレーションの仕方も習い
オーナーとおしゃべりしながらの楽しいスタートとなった。
オーナーがいる間は
「お手伝い」をしていればよかったので
皿洗いしたり、テーブルを片付けたり
オーナーの入れたコーヒーをサーブしたり・・・で
時間が過ぎていったので良かった。
事件は
オーナーがトイレに行っている間に起きた。
年配の男性のお客様が来店。
コーヒーとケーキをオーダーし
さぁ、会計という時に
彼の言う英語が全く理解できなくなってしまったのだ。
何度聞き直してもわからない。
彼も、ワタクシの頼りなさに苛立ち始めている・・・
ピーンチ!(古い!?笑)
そういう時に限って、
オーナーも帰ってこない。
「早く!かえってこーい!!」心の中の叫びもむなしく
移住したてのワタクシの英語力に加え
度胸も、すっごい小さく
あー、この場から逃げ去りたい!とさえ思った。
そうこうしているうちに
やっとオーナーが帰ってきた。
ワタクシの説明が早かったか
怒り爆発寸前のお客様の説明が早かったか・・・
ワタクシの聞き取れなかった言葉は
EFTPOS
であることが判明。
(エフポスと発音)
EFTPOS(エフポス)とは、オーストラリアのデビットシステムの通称で、
Electronic Funds Transfer Point of Sale の頭文字をそれぞれとったもの。
いわゆるデビットカードでした。
移住したてのワタクシは
EFTPOSの存在も知らず
その言葉も知らなかったので
何度聞いても理解できず・・・
その後、オーナーは
「No EFTPOS, thanks」とレジに
貼り付けてくれた。
今、毎日のようにEFTPOSを使いながら
あの日の出来事を
懐かしく笑い飛ばせるようになった。
日本語堪能、現役英語教師の夫と、そこそこの英語力で日本語教師のワタクシは、言語オタク。言葉について語ると止まらない・・・(笑)それでも、言語学習に苦労した私たちだからこそ、これから勉強するぞ!という人の相談に乗れるはず。
2人の子どもは、英語と日本語の2言語、オーストラリアと日本の2文化をバランスよく吸収し、バイリンガル・バイカルチャーで育っています。
趣味は、ブッシュウォーキング。料理と食べること。読書。
ゴールドコースト渡航前に聞いてみたいこと。
オーストラリアの教育事情。バイリンガル育児のこと。英語学習のことなど、お気軽にお尋ねください:)
【アメブロ】http://ameblo.jp/englishcoach2017/
初めての仕事で犯した失敗
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今となると笑い話で済ませられても、その時は本当に人生最大のピンチくらいに焦ってしまいますよね。
毎日、修行です。
人生、まだまだ修行です。