石橋をたたいて渡る日本人。オーストラリア人ならどう渡る?

石橋をたたいて渡る日本人。オーストラリア人ならどう渡る?




先日ドイツの友人と話していました。

以前ドイツ人の同僚がいたので、ドイツはヨーロッパの中でも日本人の気質と少し似ているところがあると感じていました。例えば、仕事の仕方。計画を十分に練って、リスクを十分に考慮して、順を追って進めていく。

そのため、ミスや失敗が少なく、ハプニングがあっても対処し、そういったことも含めてプロジェクトが進行されていく、そのため、準備に少し時間を要するが、いったん進めば順調に完了する。


電車も日本と同じように正確に到着・出発するので1-2分遅れただけでドイツの人は文句を言い出す、という国民性も日本に近いように思います。私もそうでしたが、時刻表があれば確実にその通りに来ると信じている(無意識に)ところがあるので電車が来ないだけで何があったのか、電車はいつ来るのかと気になってしまうのです。


そのドイツ人の友人も初めてオーストラリアに来た時に電車が来なかったので、駅員さんに「いつ来るか?」ということを聞いたら「5~15分以内には来ると思うけど…なんでよ?」というような不思議そうな顔をされたという話を聞いて思わずその情景が目に浮かんで笑ってしまいました。


ちなみに電車の正確さについてイタリア人と話した時は、オーストラリアの電車の正確さは素晴らしいと言っておりました。イタリアと比べるとメルボルンの電車は本当に正確で比べ物にならないほど良いらしいです。イタリアでは一体どのくらいランダムなのでしょうか気になるところです。


オーストラリア人の友人は、日本に何度も旅行で行っているのですが「日本の電車は素晴らしく正確。分刻みで誤差なく到着するなんて奇跡」と絶賛していました。ですので、メルボルンで数分の誤差で到着したら「拍手喝采」レベルだとも…国によってこんなに違うなんて本当におもしろい。


そういった国民性、やはり仕事にも影響を出してきます。そのドイツの友人はやはり計画的な面があって、同僚から仕事を頼まれると、答えるまでに(引き受けられるかどうか)少し時間が必要だと言っていました。結果、とくに計画を練らないタイプの他の国の人からすると「反応が遅い」「対応が遅い」という印象を与えることもあるようです。そのため、時にはあまり慎重にならず、向こう見ずというわけではないですが、特に慎重になりすぎずにサッと取り組む、その素早さが評価されることも多いということでした。リスクを考えすぎて対応が遅いより、とりあえず初めてみる。意外と失敗もトラブルもなく終わることが多いからそのほうがスピーディで良いという結果に終わることも多いとのことで葛藤していました。


本当にその通りだと思います。私も慎重派なので、いわゆる「石橋をたたいて渡る」タイプといえます。

時には「石橋を強くたたきすぎてぶち壊す」こともあります。


オーストラリアで生きていくには郷に入ったら郷に従えで…

「石橋は、渡りたければ渡る。渡らなければいけないなら渡る。せっかく渡るなら楽しくハッピーに渡りたい。石橋が壊れたら、安全に川に落ちて、川辺まで頑張って泳がないとね。そのためにも体は鍛えて、いつ死ぬかわからないからそれまでできる限り毎日楽しくハッピーに生きていたいね:)」

というのが今のところの私のオーストラリアの人の印象です。

とても合理的かつポジティブ、良いところは残しつつ学ぶところは学んでいきたいです。





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