オーストラリアの良さはシンプル?
以前からオーストラリアと日本で大きく違うところは何かと考えたことがありましたが、その一つはシンプルかそうでないかだと思います。
先日、これは分かりやすいと思ったものの写真を撮り、このブログでお見せしたいと思ったのですが、それはトイレの写真なのです。写真は全部下の方にまとめて貼っているのでお食事中の方は食後にまた戻ってきていただければと思います。汚い写真ではないですが、気持ちの良いものではないと感じられる方もいると思いますので。。
さて、まずオーストラリアに来て日本と違うことの一つ。
●足元までドアはない
ドアは上はしっかりありますが、下は膝下くらいの高さです。これはしっかりした理由は知りませんが、中で変な人がいたりしないようだと聞いたことがあります。(本当でしょうか?知ってる方いたら教えてください。)
●注射針用のゴミ捨て箱がある
これは大変驚きました。はじめはドラッグをやる人が多く、普通のゴミ袋に捨てたりすることでお掃除の方が感染するリスクがあるから、ドラッグを承認しているわけではないけど感染予防のためだと聞きました。あとから、それはドラッグではなく糖尿病の方などその他病気の方にとって必要な措置だと聞きました。そう考えると日本ではそういったものはなく、感染への意識の高さなのか、衛生管理が行き届いているのか、モラルなのか、日本との違いを感じます。
そろそろ写真をアップデートします。
●張り紙の注意内容が予想外
コチラ(笑)。一番上の左二つがなかなかおもしろい。
文化によってはそういう国もあるのでしょうか。日本では見かけたことのない注意事項ですよね!
多民族国家ならではという感じがここでも感じられます。
●トイレの流すボタンは二択のみ
日本のようにボタンが10種類もあったりはしません(笑)
とってもシンプル。色々な言語でのサポートや指示がなくてもどの国の人でも分かります。
なんの言語での説明もありません。見たことがありません。でも分かるのです。
日本のトイレはとても機能的で、音が消せたり、便器を温めることができたり、洗浄機能があったり…さらにそれを調整したりする何種類ものボタンが勢ぞろいしています。
久しぶりに日本に帰るとボタンが色々とあって、説明が色々とあって日本人で日本に住み慣れた私でさえ困惑することがあります。
結果、各ボタンに説明が必要になり、日本語が読めない方にとっては大変混乱することとなるでしょう。
何がこの違いを生んでいるのかを私なりに考えると、日本は日本人が住む国、日本人のための機能が発達しています。また小さい国ながら人口が多く、つまり競争力が非常に高い国だと感じます。より良い機能、より良いものをという意識が高くそれがこの国の発展につながったのだと思います。
オーストラリアは多くの民族が集まる国。英語は共通語ですがそれでも比にならないほど多くの民族がいますから英語表記すらなくて写真のように分かりやすいもの。(トイレの注意事項も英語は書いていません。絵で分かるようになっています。)トイレの便座を温めたり、自動的にふたが開閉するような機能はもちろんありませんが、なかったところで苦労することもありません。
どちらの方が良い機能かというと、もちろん日本です。
良い上にさらに良いものをつくろうとするその心は大変素晴らしいと思いますが、改めてこうやって比較するといったん立ち止まって考えてみても良いのかなと思います。
私はたいていのものは長く使うのですがその一つが日本製のボールペンで10年以上使っています。
特別な思い入れがあるわけではありませんが、本当に書きやすく、日本で働いていた時も、オーストラリアに来てからも仕事でも勉強でもずっと使い続けているので今となっては思い入れがあります。ただ問題は、替え芯です。
オーストラリアでは買えないのでこの芯を日本でまとめ買いしないといけません。
例えば日本の文房具や電化製品、ぴったり合致するものがあれば本当に快適すばらしいものですが、ぴったり合致するものを見つけないといけません。選ぶ楽しみといえばそうですが、余計なストレス・悩みになることでもあります。
オーストラリアではそんなに競争は激しくないので選択における悩みがあまりありません。
小さなことから言えば、トイレのボタン一つにしたってそうです。
長くなってしまいましたが、豊かな日本において、さらなる豊かさを求めることは否定しませんが、一度立ち止まって本当にその必要があるのか、今の生活で十分なんじゃないかということも考えてみてもいいかもしれませんね:)
オーストラリアの良さはシンプル?便利であればあるほど良いというわけではない。
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