オーロラを探しに

続けて参ります。
今回は、最北端の街、ノルウェーのトロムソ、オーロラレポートです。


なかなか行く機会はないと思います。トロムソ。


コペンハーゲンからは、飛行機に乗り、オスロでの乗り換えを経てトロムソへ。


トロムソに着く直前の飛行機からの眺めはまさに、「北…!」


高い山が連なり、山頂付近は雪に覆われ、木が数本しか生えていなく、あまり生命を感じない風景が広がっていました。



驚きなのがトロムソはあまり寒くならないのです。


オーロラが見える場所、と聞くとどうしてもすごく寒くて超防寒対策しないと、とてもじゃないけど外で出待ちなんてできない、と思いますよね。


でもなんと11月でー1度くらいしかいかないのです!余裕!


空港に着くと、Airbnbのホストの方が迎えに来てくれていました。


そのあと、街を通り、アパートへ。


超豪邸…


丘の上にそのアパートはあるのですが、リビングの窓がとても大きく、そこから見える対岸の光が水面に映り、オーロラ見なくてもそれだけで最初は満足でした。


しかも2匹の猫ちゃんが住んでいました。大満足。


ホストの方とは3日間たくさんお話しをしました。とてもいい人で、「自分の家だと思ってね!」と。



スーパーに買い出しに行き、値段に驚愕しながらも、すごい長い時間うろついて気づいたことが一つ。


お酒が売っていない…!


アルコール濃度の低いワイン?とビール?しか売ってない…!


というのも、ここノルウェーはカナダやスウェーデンと同じく、アルコールは専門店でないと買えないのです。たぶん。


でも街でアルコールの専門店見た気がしないんですよね。だから、たぶん。



夜、アパートからさらに丘を登っていくと道の行き止まりに開ける場所があり、車があまり来ないので、そこでビニール袋をしいて寝転がっていました。


その日の「オーロラ予報」はあまり芳しくなく、でもまあ見えるかもしれないので、とりあえず道路で横になっていました。


でも、道路は道路。たまーにバスが方向転換しにやって来ます。そんなときは急いで撤退。


結局外で待つ事1時間、見えなかったので家に戻り、寝る準備。


友達がシャワーを浴びている間、ぼーっとバルコニーから夜景綺麗だなあなんて外を見ていると、なんか薄い白い膜のようなものが…


それはどんどん緑色になり、またすぐ消えてしまいました。


これが人生初オーロラです。もちろん友達はまだシャワーの最中です。


この大興奮を誰にも分かちあえず、カメラも私を裏切り(うまく撮れなかった)、なかなかのもどかしさでした。



次の日は朝からバスに乗り、街へ。


このバスのチケットに感動しました。


コンビニで4回分のチケットを買いました。紙です。


(コンビニのお兄さんの英語がとてもうまかったのと、すごく親切にいろんなチケットを説明してくれてEnjoy Tromsø!なんて言ってくれたのにも感動)


でもバスにはパスモのタッチスクリーン的なものが。


私たちが何をするかわからずにしていると、運転手さんが笑いながらチケットをタッチするジェスチャーをしてきたので、「これ紙だけど…」と思いながらもやってみると、


“You have 3 more tickets on your card. Happy journey!” 


のようなことがスクリーン上に出てきました。感動。



バスからの景色、朝の景色もとても綺麗。


街に行くには大きな橋を渡るのですが、そこからの眺めがとても綺麗でした。




トロムソはとても小さな街です。


午後3時にはもう、「いっか…」となるほど、小さな街です。


とてもかわいい学校があったり、素敵な図書館があったり、前衛的な教会があったり、と何もないわけじゃないんですけど、街全体は簡単に歩いて回れます。


一番よかったのは、朝バスで渡った橋を歩いて渡った事です。


けっこう高い橋で、長さは約1キロ。高所恐怖症の人は辛いかもしれません。


真下には海。透き通っています。



さて二日目の夜も外で出待ち。


見えなくて帰ろっか、と言ってるさなか、何か緑色のものがゆらゆらしているのを目撃。


おおおおこれは??となってる間にどんどん色は濃くなり、オーロラ自体も大きく伸びていき、オーロラ鑑賞の完全成功を噛み締めていました。


オーロラはよく動きます。

生き物みたいに伸びたり縮んだり。色も発光するぐらいの緑のときもあれば、淡いときも。




この4日間で私は自分のデジカメでオーロラの写真を撮れることを学びました。


カメラに写すと、目には見えなかったものも映るので、ものすごいオーロラに見えます。


だからオーロラの写真ってけっこうどれも大げさなのかもしれません(笑)



三日目の夜はもう外にも出ず、バルコニーから鑑賞。暖かいコーヒーと、超あったか靴下、コートそしてパソコン。


なぜかというと提出期限間近のエッセイがあったからです。なんとか終わりました。


余裕で鑑賞できました。わーい。


三日目が一番濃かったかもしれません。


ホストの方も本気のカメラと三脚を出してきて参戦。


そんなこんなで私は毎晩見れてしまいました。ラッキー!



トロムソは空気が綺麗で人がとても穏やかな街でした。

オーロラ見えなくても行ってよかったときっと思っていたと思います。




追記:スモークたらが肉厚でプリプリで美味しかったのでぜひ。

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太陽が愛する街ー南イタリア
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1年のカナダでの高校交換留学を経て、カナダの大学に正規入学し、ただいま大学3年生。いつでも音楽をどうにかして演奏できるようにバンドか何かしらに常に所属しています。
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