日本の食事と食生活
日本から戻って1週間、日本にあってオーストラリアにないもの、私の場合、食品においてそれを痛感しています。
日本の食事の素晴らしさが最大の恋しいものです。そこで、日本は素晴らしい食材の豊かな国ですが、食事や健康の指標としてはどういうものかを改めて考えてみたいと思っています。
これは日本の一般の方用の食事バランスのガイドラインで「コマ」になっており、食品がグループ分けされており、そのグループのどれが少なかったり、多かったりしても「コマは倒れてしまう」、つまり「人は倒れてしまう」というような意味が込められています。
私は以前は病院で栄養指導をしており、色々な方の食生活について話を伺うことが多くありました。
共通しているのは、
①お腹が空いたら「主食(ご飯、麺類など)」は自然ととる。
コンビニで簡単におにぎりが買えますし、ラーメンやうどん、お蕎麦など自宅でおかずがなくても乾物として保存でき簡単に作ることができるので比較的不足しない部分です。
②主食(特にご飯)に合わせて「おかず(肉、魚、卵など)」は必要となる。
また、外食ではタンパク質の食事がメインとなって選ばれます。
決定的に不足しがちなものが、「野菜、きのこや海藻類」。
また下の方にある「果物」や「乳製品」はいかがでしょうか。
食べていなくても元気で健康だと思う人は多いと思います。
10代から30代の頃は、こういった必要な栄養素を摂れていなくても症状として現れることはないので、
不足しているということに気づかなかったり、不足しているかもしれないことを気遣うことすらないかもしれません。
ただ、コマが回るためには必要な要素なのです。
そして、日本はこの特に不足しがちな「野菜、特にきのこや海藻類」が安く、色々な種類が簡単に手にはいるという恐ろしく素晴らしい国なのです。そんな素晴らしいものが身近にあるのにみすみす食べずに過ごすというのは、とんでもない宝の持ち腐れです。
是非素晴らしい日本の食生活、食材を大切にしていってほしいと思います。