【アメリカ留学初級編・その5】アメリカの学費って、いくら?(その他の費用編)

基本の学費以外にかかる費用って、どれくらい?


留学で必要な費用といえば学費がもちろん主で、それは前回までの記事でカバーしたのですが、書いているうちにこれも知っておくべきだな~と思う”隠れ費用”が出てきたので、今回はそれについてお話したいと思います!


▪︎教科書

なぜかアメリカは教科書がと~~~っても高いです。しかも、分厚くて持ち歩くのがとても億劫になるものが多いです(笑)。アメリカの大学のキャンパスでは、バックパックが今にもはちきれそうな位にパンパンになっている学生がたくさん歩いているのを見ることができます(笑)。



(私が持っている重い、高い教科書たち・・・。宿題のために持ち帰るのにも一苦労です。)


大体どの大学も、教科書の予算として1学期に$500くらいと挙げていますが、きっとその位で妥当なんだろうと私も思います。

私の場合は音楽学科だったので、1学期にそこまでかかることはありませんでしたが、一年以上使い続ける音楽理論や歴史の教科書などはとっても高かったことを覚えています(一冊$100-200くらい)。

学校にあるブックストアではもちろん中古の売り買いができるので、高いと言っても使い終わればまた売ればいい話なのですが、その後も使うことが多い内容の教科書は手元に残しておくこともありますし、売ると言ってももちろん買値そのままで売ることはできません。なので、毎学期の教科書の出費はけっこうかさむということを頭に入れておくといいと思います。

どうしても教科書にお金を使いたくない学生は図書館に入り浸って宿題をしていますが、図書館が閉まっていたり、他の学生に先に本を取られたりしてしまってはアウトなので(大体そういった高い教科書などは、貸し出し禁止になっています。)、これはリスキーな節約方法ですよね。



(左に見えるのが図書館。試験前には24時間オープンなので、泊まりこみする勢いで勉強する生徒もたくさんいます。)


▪︎その他の特別なFee

その他にも、専攻によって毎学期チャージされる特別なfeeもあります。

私の場合は音楽専攻だったので、毎学期個人レッスン代が$300程度加算されていました。学校のカリキュラムの一環なのに、なぜ元の学費にそれが含まれていないのかが常に謎だったのですが・・・。他にもリサイタルなどを開くときにも、Recital Feeが加算されます。

そして、理系のクラスにはLab Hourと言って、普通の授業の他に実験室などでの実技の時間があり、そういったクラスを取る場合はまたfeeが加算されます。大体1クラス$15-50くらいのようです。

他にもTheater(演劇)のクラスやArtのクラスなども、feeが加算されます。Artなどはその他にも材料費にけっこうかかるのではないでしょうか?(私は取ったことがないのでいくらと断定できないのですが・・・)

Law School、Medical School、Business Schoolなどは独自の学費が設定されていることがほとんどです。(大抵、とっても高いです・・・)



(私が大学院で払わなければならなかったRecital Feeは、$50でした。)


もしも英語を勉強するだけならこういった費用はあまり気にしなくていいのかもしれませんが、将来学部で少しでも一般科目を勉強してみたい、と思っている人はこういった隠れfeeのことは知っておいて損はないはずです。

行く学校を決める際にも、学校のホームページをリサーチしてみてfeeが高い、安いを見て決めることもできますね。

これで一応、学校にかかる費用はほとんどカバーできたと思うのですが、いかがだったでしょうか?

他にこれも知りたい!ということがあれば、ぜひお知らせくださいね。


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2003年に英語と音楽を勉強するため渡米。
ワシントン州シアトル(Shoreline Community College)
アイダホ州ボイシー(Boise State University)
テネシー州メンフィス(The University of Memphis)
での学業を経て、2013年に修士課程修了。

現在はイリノイ州シカゴにて生活しています。

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