カリビアン
僕はヒップホップやR&B、レゲエを中心としたジャンルでDJや制作をやっているので、黒人やラテン系の友達が多いと思われてる節があります。
実際はどうか?
実際にそうです。とはいえ、特に意図的に黒人やラテン系の人達と友達になろうと思ってなったわけでもなく、アジア人や白人の友達もいるのですが、自分が音楽活動をしたり、遊びにいったりする場所でコミュニティーを形成してく過程で自然と黒人やラテン系の友達が長く一緒に居るといった感じです。基本は誰とでも仲良く出来ると自負しております!
さて、日本の人からすると黒人(ブラックピーポー)というと「黒人の人ってヒップホップ好きだよね」とか「バスケのイメージだよね」と一括りなイメージですが、一概に黒人と言っても沢山のタイプがあります。
例えば
アフリカンアメリカン
いわゆるアメリカにいるアメリカで生まれた普通のアメリカ人の黒人。おばあちゃん以前の家族がある時アフリカからアメリカに移り住んで自分はアメリカで生まれたというパターン。「黒人」である反面、「普通のアメリカ人」である側面が強く、主にヒップホップやR&Bやポップが好きなイメージです。
また違うタイプが
カリビアン
ジャマイカに代表されるカリブ海沿いの島国で生まれ、小さい頃、もしくは10代くらいでアメリカに家族で渡って来たパターン。小さい頃に渡って来た為英語は喋れるが、それでも僕らと同じ外国人からスタートした人間なので少しなまりがあったり言葉に詰まったりする事があります。普通に英語を勉強してたり、ビザの事をやったり、アメリカ人の黒人に比べると僕らと近いと思います。ヒップホップも好きですが、加えてレゲエやソカなどカリビアンミュージックと呼ばれるジャンルの音楽が好きです。
長い前置きになりましたが、カリビアンの友達とのエピソードを一つ。
僕には良くクラブに一緒に行くカリビアンの友達がいます。
その子はジャマイカで生まれて10代前半にアメリカに来ました。
その子の面白いところはジャマイカ人っぽくないというところです。「ジャマイカ人ぽくない!」というとステレオタイプで一括りにしているようでちょっと可哀想ですが。笑
その子とクラブに行った時の事。
僕は知り合いのDJがいたり、曲をチェックしたり色々な楽しみがありクラブに行きますがその子の目的はただ一つ。
女の子と踊る事
いや、むしろ正しいのはこの子の方でしょう。本来クラブとは女の子と踊るところです。
友達「おい、あそこにいる女の子男つれかな?」
僕「知らない。声かければイイじゃん」
友達「。。。。」
僕「どうした?声かけろよ。」
友達「今様子を伺ってるからちょっと待て」
15分くらいずっと後ろから眺めている彼の背中を無理矢理押して、
僕「男いないよ。早く行けよ」
友達はそのまま、後ろからゆっくりアプローチしてその女の子のお尻に腰をあてて一緒に踊ろうとしました。
(少し話は逸れますが、日本人の感覚からするとお尻に腰をあてて踊るというのはとてつもなくイヤラシい感じがすると思いますが、これはカリビアンパーティーでは至って普通、一般的なアプローチで、時には女性の方からお尻を押し付けてくる場合もあります。一つの踊り方で特に変な行為ではありません。)
女の子はそういう気分じゃなかったのかちょっと避けるようなしぐさをしたため、避けられた流れで今度はその友達と踊ろうとしました。
するとその友達の女の子も避ける様なしぐさをしました。(僕の予想はたぶん運悪くレズビアンだったかと)
2人の女性を踊る事に一瞬で失敗したその友達は帰って来て後ろで爆笑してる僕に言いました。
友達「ダメだ。もうダメだ。。。」
僕は言いました。
僕「どんだけ時間かけてアプローチしてるんだよ!そして凹むの早いんだよ!お前カリビアンだろ!ジャマイカで生まれたんだろ。ガンガンいけよ!笑」
ジャマイカ人というと、常に女の子にガンガンアプローチするイメージですが、性格は人それぞれ。
シャイなカリビアンもいます。
この子は他にも「時間通りにちゃんと来る」(大体の人は来ない)などカリビアンぽくない側面を持っています。
沢山の人がそれぞれのルーツを持って生活しているニューヨークは面白いなと思います!
さて、話はガラっと変わりますが今月もラジオミックスをアップしました!ヒップホップやブラックミュージックに興味のある人はぜひぜひ聴いてみて下さい!
じゃ、そういうことで。
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