体験談☆オーストラリア永住権までの道のり
ある人は私に言います。
「本当に運があるよね」
ある人はわたしに言います。
「努力は報われるんだね」
■ワーホリ1年で帰国しなかった理由
1年オーストラリアで過ごして英語を習得して日本に帰国する!
そう目標を決めて2006年にシドニーに来ました。
英語学校に通ったのもたった6週間。当時の英語力もIntermediateだった私。
ファームでセカンドビザの権利だけは取得しましたが、いざ1年経ってみると、
今の英語力じゃ日本に帰れない!帰りたくない!
すべては「自分の英語力」のためでした。
そう思って、シドニーに戻って就職活動し始めました。
■日本での仕事経験は現地就職に有利
日本では3年留学エージェントにいたこともあり、今度は逆側の語学学校で働いてみたい!そう思って、ビザにとらわれることなく応募してみました。
私の有利な点は、同じ業界での経験があること。
残業も何でもしますという気合。
(いつもこれアピールします)
私がこの就活でラッキーだったことは、今まで永住権や市民権を持っている人限定で求人を出していたらしいのですが、あまり良い人材に恵まれなかったということで、初めてWHでも学生でもいいから、いい人材を探そうということで応募していたとのこと。
■職場での信頼を勝ち取る
ケース①:仕事の効率のために自ら行動する。
日本での仕事量とはまた違ったオーストラリアの職場。
当時はすべてが紙ベースで、それにまず驚かされました。
(今はもちろんすべてシステムがありますが・・・)
自分なりにみんなが使いやすいように整理をし、管理が必要なものはエクセルでデータを作り、仕事が効率的になるように工夫しました。
仕事は言われたことだけするのではなく、自分で工夫してチームの効率を図ること。自分だけ良ければいいではなく、チーム・会社全体のことを考える姿勢。
ケース②:周りが嫌なことを自分の得意分野とする
日本では、電話はワンコールで絶対に取ると叩き込まれてきてたけど、
こちらはもっとのんびり。
オフィスに居るのに平気で2、3回以上なっていることにもビックリでした。
電話が苦手でしたが、英語が完璧じゃなくても、
自分の英語のためにもと思って、誰よりも電話に早く出るようにしました。
私たち人間は、不安や不得意に思っていることは、
慣れることでそれが自分の自信やスキルに変わっていくもの。
ケース③:英語が100%じゃなくてもビジネス上手になる
英語環境、そしてインターナショナルな職場は決して容易ではないです。
もちろんどの職場でもストレスに思うことがあったり、
いじめがあったりするかもしれません。
私も当初はヨーロッパの同僚に、
「あなたの英語完璧じゃないから、私がテンプレート作ったから」とまで言われたことがあります。
それでもひるみませんでした。
それでも負けませんでした。
ビジネスパートナーの人たちとの関係を築くのも私の仕事。
マニュアル的な感情のない英文でのやり取りだけではビジネスは成功しません。
だから、Small talkができるように自分でも頑張りました。
いつの間にかご指名で電話を頂くようにもなりました。
■Staff awardを受賞
仕事に対する姿勢、それから仕事の対応の早さを会社が認めてくれて、
ある年の年末のスタッフパーティーでサプライズのAward(賞)を頂きました。
何よりも海外で自分の仕事が認められたことは大きな自信になりました。
■ビジネススポンサーの話
ビジネススポンサーの話をもらい、セカンドワーホリ後に帰国しようと思っていた私をまた延長させる理由ができました。自分でも信じられない出来事で、本当に驚きました。この時のビザ申請は「Skilled sponsorship/457」。
■永住権申請
ビジネスビザで2年間就労すると、永住権申請の手続きに移ることができます。
会社が永住権のスポンサーになってくれたので、費用は自分持ちで手続きをしました。私はパートナーと一緒に申請だったので、二人の付き合った当初からの物語のようなエッセイ、それから二人名義の銀行口座(口座開設から半年以上)、二人の写真、家族との写真、無犯罪証明、IELTS5.0以上の証明書の提出など、こちらのLawyer(弁護士)を通して申請をし、申請から半年後に永住権獲得になりました。
本当に運が良い。
確かにそうかもしれません。
WHからビジネスビザで永住権って、稀ですよね?
そう言われることも多いのも事実です。
でも、ビザのために仕事をしたわけではなく、
結局は「自分のため」に仕事をしていました。
自分の英語力のため、自分の経験のため、自分の仕事を認められるため。
ワーホリビザだからと言ってあきらめなくても、
自分の日本での経験があれば、
永住権も夢ではないということを知ってほしいなと思います!
教育業界に9年勤務。
東京:留学会社の手続き管理
シドニー:現地語学学校マーケティング
高校生でNYに短期留学、カンボジアで英語教師としてボランティア活動、世界70都市以上に訪れたことがあり、バックパッカーとしても海外経験豊富。
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