シェアハウスでの暮らし、その実態とは!?
シェアハウスでの暮らし
東京シェアハウスの加川です。
近年首都圏だけでなく、地方にも広がりを見せつつあるシェアハウスですが、今までなかった暮らし方であったため、シェアハウスでの暮らしって一体どうなの?友達ならまだしも、顔も知らない他人と住むってどうなの?と、よく質問を頂くことがあります。
そこで、今回は2013年7月~2015年8月までの約2年間にわたり、シェアハウスで実際に暮らした体験を基に、シェアハウスの実態、シェアハウスでの暮らしについてご紹介したいと思います。
1、シェアハウスは決して特別な暮らし方ではない
2013年7月。私は30人規模の新築シェアハウスにオープニングメンバーとして住み始めました。新築ということもあり、真新しいピカピカの建物や豪華な設備に心を躍らせながら、シェアハウス生活が始まりました。
当初はMAX30人のシェアハウスでしたが、オープニングということもあり、5人でのスタートでした。住んでいる人は皆社会人で、仕事もバラバラなため、あまり顔を合わせる機会もありませんでしたが、徐々に人が増え始めると、共有スペースとして用意されたリビングも賑わいを見せるようになりました。
家に帰ると、「ただいま」「おかえり」という何気ないやりとりがあって、ご飯を作ったり、おつまみを食べながら一杯やったりと、日が経つにつれて実家に似た何かを感じるようになりました。
最初はこの人はどんな人なのだろうと、探り探りのやりとりも、家の中で自然と顔を合わせることで、会話だけでなく、その人の生活スタイルや、何気ない所作を見ることで、何となくその人柄を理解できるようになりました。
※シェアハウスに住む人は社交的な人ばかりだと思っていたが、意外と人見知りが多い。
ここで言いたいのは、シェアハウスは世間のイメージで抱かれているようなキラキラとした日常が繰り広げられているわけではないということです。もちろん、そのようなシェアハウスも中にはあるのかもしれませんが、シェアハウスに住んでいる人は社会人が多く、それぞれの日常があり、それぞれの生活スタイルがあるため、普段はごく普通の日常と言えることができるでしょう。
但し、家に帰ると誰かがいるという安心感や何気ない挨拶やちょっとした会話のやりとりが心の安定にもつながったりして、みんな頑張っているから、自分も頑張ろうという気持ちにもさせてくれます。
2、トラブルはつきもの。それをトラブルと捉えるかは自分次第
よく友人からシェアハウスでの暮らしについて聞かれるのが、入居者間のトラブルについて。他人と一緒に住むということは、それぞれの生活スタイルがあるわけなので、トラブルが全くないということはまずありません。ただ、ここで一度考えてほしいのは、トラブルの線引きについて。ちょっとした入居者間の衝突や意見の相違までをもトラブルと捉えるのであれば、ほぼ全てがトラブルと言えるでしょう。
結局は何をトラブルと捉えるかは自分次第ということなのです。家族で住んでいたって、喧嘩をすることはあるし、煩わしいと思うこともあると思います。ただ、それと同じくらい、いや、それ以上に良いこともあります。
一緒に住んでいることで、助けられることもたくさんあるし、人の優しさに触れることもたくさんあるのです。
もちろん、中にはそんな綺麗ごとでは片付けられない問題もあると思いますが、その時は迷わず管理会社に相談をしましょう。また、自分が住んでいて感じたのは、それぞれの管理会社によって運営方針が全く異なるため、自分にあったスタイルを見つけることが重要だと思います。口うるさく注意されるところもあれば、逆にほとんど何も言われないところもあります。また、ハウスルールでも友人の訪問・宿泊が可のところもあれば、不可というところもあり、千差万別です。
その中でもちゃんとチェックしておくべきだと思う項目は、「清掃」についてです。
清掃やゴミ出しを全て業者がやってくれることもあれば、住人間で行わなければならない場合もあります。もちろん、自分たちで清掃やゴミ出しを行うことで家に対する愛着は湧いてくると思いますが、清掃やゴミ出しが回らなくなった場合は、トラブルになりやすい項目でもあるので、是非シェアハウスを探している方は、注意深くチェックしてみてください。
続きは次回のブログ(シェアハウスを選ぶ理由、シェアハウスはリア充の集まりかetc..)で紹介したいと思います。乞うご期待!
ライター。宮城で生まれ育ち、大学から東京へ上京し、海外での滞在を経て、今現在は京都で事業を行なっています。「泊まる〜暮らす」の導線づくりをしています。
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でも、やはりひとり暮らしにはないメリットや、交流があるから生まれる思い出は、特別感というか、シェアハウスだからこそのものがありますよね。
そこをもっともっと広めていきたいなというのが、今の目標のひとつです。
本当にごく普通の日常がある中に、スペシャル感があるという不思議な空間なのですが、他人との共同生活でありながら、肩を張らずに暮らせる場所はシェアハウスならではだと思います。