お金を出した分の価値しか買えない。

お金を出した分の価値しか買えない。


誰かが言ってました。


アメリカではお金を出した分の価値しか買えない。と。

実際に僕がアメリカ生活をスタートした時に感じた事の一つです。

この事実を知らず、日本感覚だった当時の僕は、学生でお金があまり無かったという事もあり家具や、生活用品のほとんどを一番安い物を選んでました。




とりあえず使えればいいや。という感覚で99セントストアで購入したコーヒーメーカー、1ヶ月で壊れました。一年に一回か二回しか使わないからと思い購入した安いバーベキューコンロ、購入したその日のバーベキューが終わるぐらいに壊れました。他にも炊飯器、電気ストーブ、傘(これも一回で壊れる物多いです。)などなどとにかく安い物は本当にすぐに壊れます!



今となってはアメリカに住むなら常識ですが、日本では安い物もそう簡単には壊れたりしないし、壊れたらクレームに繋がる。安い物は機能的に限られていたり、出来る事に制限があったりはしますが、一ヶ月以内にそもそもが壊れて動かなくなってしまうという事はなかなかないでしょう。


もちろんアメリカ生活において99セントショップは欠かせない存在。シャンプーやソープ類、文房具などを購入するには良いでしょう。でも電化製品や自分が長く使いたい物を購入する際にはオススメしません。ある程度の値段を出してちゃんとしたお店でちゃんとした物をちゃんと保証ありで購入した方が、安い物を何度も壊れて買い直すよりは結果的に遥かにお買い得と言えるでしょう!




さらにこれは「仕事」にも言える事だと思います。「良いDJは安いギャラでは雇えない」と言ってた人もいましたか、僕が関わってる音楽や映像の世界もパソコンや機材の進化、低価格化によって誰でもDJになれ、誰でもスタジオエンジニアになれ、誰でもデザイナーやビデオダイレクターになれる時代になりました。ただその中でも本当に良い物を制作したければ、ある程度の値段を払い、本当に技術のある人にお願いし、しっかりと環境が整ったスタジオでレコーディングをし、そこで初めて本当に良い物が生み出せるのではないかと思います。


少し話はズレてしまいましたが、アメリカではとにかく安い物はまず疑ってかかるにこしたことは無いと思います。そして仕事でも”自分の価値を知る事”が大事だと感じることが多いです。自分が欲しいギャラよりも安いギャラが提示された時にはもちろん断りますが、同時に「自分がまだその値段で見られている」という事実を受け止め、自分の中での自分の価値と他人から見た自分の価値を常に把握しておく事が大事だと思います。





じゃ、そういうことで。

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ニューヨーク、ブルックリン在住の音楽プロデューサー/DJのFourd Nkayです!
アメリカでの生活、音楽、ファッション等の情報を発信していきたいと思います。皆さん宜しくお願いします!
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