カナダで犬ぞり

僕がカナダにワーホリで行った時、イエローナイフという小さな町で働いていました。

僕が働いていたのは、オーロラ鑑賞施設で、施設と言っても森の中にレストランやテントがポツンとある、オーロラ鑑賞スペースみたいな場所です。

１年くらいそこで働いていたのですが、やはり一番楽しかったのは「犬ぞり」です。

冬になると、そこの会社のアクティビティで犬ぞり体験があります。日本ではあまり馴染みのないことなので、たくさんのお客さんが訪れます。

僕はそこで犬ぞりの操縦を行っていたのですが、あれほどスリリングで気持ちの良い体験はありませんでした。

僕は仕事でやっていましたが、お客さんでも操縦体験をすることができます。

通常はドッグマッシャーと呼ばれる、犬ぞり操縦士がソリの一番後ろの操縦席に乗り、お客さんがそりに腰を下ろします（写真上）。操縦体験ではお客さんがマッシャーの位置に乗り、マッシャーがそりに乗ります。基本的な操縦はマッシャーが行うので、お客さんは簡単なブレーキと犬を走らせる「はっっ！」と言う掛け声をするだけです。

これを-30℃以下という、厳しい環境下で行うのですが、僕が最初に犬ぞりをやった時の感動は忘れられません。ただ、楽しかったです。

犬たちにもそれぞれ特徴があり、足の速い犬や力強い犬、賢さや犬同士の相性などでチームを組みます。だいたい一チームで10〜12匹程なのですが、いち度14匹繋いだ時には、速すぎて、怖かったそうです。。

夜にも犬ぞり体験を行っていて、運が良ければ、オーロラを見ながら犬ぞりを体験できます。しかし、夜は見通しが悪いので、犬ぞり操縦の体験はできません。

ここでの思い出は、ここでは書き切れないほどあるのですが、一緒に働いた仲間や犬たちは今でも自分の心に残っています。

他とは違った体験を、ここイエローナイフで体験してみてはいかがでしょうか。