海外生活で何かと出会う、単位あれこれ

海外で暮らし始めると、買い物、料理、お出かけ、仕事等々・・・生活の至る所であまり馴染みのない「単位」に出会います。

詳しく知らなくてもなんとなく生活はできてしまうのですが（私も滞在10か月目ながらいまだにあやふやです）、

これを機会に、主な単位についておさらいしてみませんか？

※単位の使われ方や細かい基準は、国や地域によって異なるようなので、滞在場所に従って使い分けてくださいね。

１． 重さ、量、体積

日本では"(k)g"や"(m)l"という単位がメジャーですが、海外では"oz(オンス)""lb(ポンド)"という単位が出てくることがあります。

カナダでは、スーパーでの野菜の量り売りや、カフェやレストランでの食べ物・飲み物の量等々、かなり身近なところに頻出。体重計の目盛もこの単位だったりします。

☆1oz=1ounce=約28ｇ=約30ｍｌ（アメリカとイギリスで多少異なる）

☆1lb=1pound=約450g

　（lbの表記は、ラテン語のlibra（天秤）に由来するそうです。よみは文字と全然違いますが「ポンド」。）

☆1lb＝16oz

実際にはこんな表記で出てきます。（スーパーのチラシより。1ポンド当たり＄0.98）

Starbucksのコーヒーのサイズに合わせるとこんな感じ。

Tallサイズは12oz、Grandeサイズは16ozなんですね。

（画像：11street.myより)

2. 長さ、距離

これも、"(c,k)m"のほか、”inch””foot”"mile"が使われることがあります。

紙などのサイズや、道路標識・速度などにも使われます。

ちなみに筆者は、ある日ヨガのクラスで「壁から４フィートぐらいの所に立って」と言われ、「？」となったことがあります。

☆1inch=1in=1"=約2.5cm

☆1foot=1ft.=1'=12inches=約31cm

  文字通り、足のサイズをもとにつくられた単位だそうです。

  大きめの足を想像するとよさそうですね。

  英単語”foot”と同じく、単数は"foot"（よみはフート）、複数は”feet”になります。

実際には、数字プラス「’」「”」だけで表記されているのをよく見かけます。

２つの単位を合わせて、例えば「4'10"（4フィート10インチ）」のようにも。

ここで紙のサイズの話を。

カナダ・北米の場合、履歴書などで使われる書類のサイズは、A4よりも少し小さいletter size(8.5”×11”)が一般的です。

☆1yard=1yd=3feet＝36inches=約92cm

☆1mile=1mi(ml)=1760yds=約1.6km

車を運転するときは、規制看板が示すのがkmかmiか、事前に要チェックです。

カナダはkm,アメリカはmileで示します。画像はカナダのもの。

３． 服・靴のサイズ

海外ではサイズが数字で表されます。

（S/M/Lなどの表記の場合もありますが、基準が少し違うそうです）

しかも、ヨーロッパ、アメリカ等々国や地域ごとに基準が違ったり、大人と子供、男女でわけて定義されていたりして、ちょっとややこしいです。

お店にサイズ換算表が貼ってある場合もありますが、日本のサイズについては書かれてなかったり、店員さんも把握していなかったりすることがあります。

迷ったら目星をつけて可能な限り試着してみるというのがベストでしょう。

4. 温度

温度は主に二つ。

℃（摂氏、Celsius)か°F（華氏、Fahrenheit）です。

天気予報などは、後者で示されることがしばしば。

ちなみに現在のカナダ・ケロウナの最高気温は49°F（accuweather.comより）。

華氏⇒摂氏の変換は、（華氏の温度-32)÷1.8で求めることができるので、ケロウナの最高気温は約9.4℃。

…ですが、もはや華氏の温度と体感をダイレクトに結びつけてしまう方がなじみやすいかもしれません。

なんだか算数の勉強みたいで頭がこんがらがりそうになりますが、これらの単位と仲良くなる近道は、やはり生活の中で身近な経験を積んでいくことだと思います。

「私の体重は◎ポンド」

「スタバのサイズは12ozと決めてるの♪」

「バナナ一房重さ2.8lb、ということは、lbあたり◎ドルだから、大体◎◎ドルぐらいかな」

「あー今日30°F台か～結構寒いな～」

などなど。

一緒にがんばりましょう（^_-）-☆