オーストラリアの多民族国家ってどんな感じ?②

オーストラリアの多民族国家って②


前回の記事でお伝えしたようにオーストラリアは本当に多くの国の人が集まっています。

私は以前語学学校で働いていたのですが、その時は33か国ほどの留学生が集まっていました。

アフリカ、ヨーロッパ、アジア、南米…北米は英語圏なので英語学校にはアメリカ人やカナダ人はいませんでした(フランス語圏のカナダ人が一人観光で来ていたことはありましたが…)。


色々なバックグラウンドの人が集まる環境…これは私を大きく変えたことの一つです。

日本に長い間いた私にとっては、見た目も大体同じ、同じ言葉を話し、大体同じような環境の日本人に対して、学校の道徳などの教育もあり、なんとなくこう考えるだろう、こう考えるべきだろうといった先入観がありました。


メルボルンでは見た目が違う(目の色、肌の色、髪の色など)、話す言葉が違う、立ち居振る舞いが違う、性格が違う…そんな違うばかりの人の中にいると自然と自分と違う考え方に対して、「なるほど、この人はそういう風に考えるのか」と思うようになりました。あからさまに違う人たちに対して先入観なんてなく、常に新しい視点で違いを受け止めることができるようになりました。


さて、先入観を持たない、通念意識を持たない、日本の常識が世界でも常識ではないこと、日本の当たり前が世界で当たり前ではないこと、これは海外に来る「他」との「違い」を正しい間違っているではなく、ただの違いとして受け止める大きなメリットです。


もちろんこれには良い意味も悪い意味もあり、日本での親切なサービスは日本の私たちにとってはある程度特別感はあまり受けませんが、海外でそれは非常に特別であると認識されています。反対に、日本では残業が当たり前だったり、働きすぎなほどに働いたりといったことも世界では当たり前ではなく、良い意味でも悪い意味でも特別なものと認識されています。


こんな色々な多くの「違い」がある国、オーストラリア。そういう環境だからか自分の目で他の文化を見たいと思うようになるのか、海外旅行率、海外滞在経験のある人が本当に多いように思います。オーストラリアは日本と同じで大きな島国ですから、他の国が隣接していません。他の文化が見たいなら飛行機に乗って海外に出ないと、他の国には行け





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