【留学経験者インタビュー】依田拓馬さん「行けばなんとかなる、帰ってきてからのこともなんとかなる」

こんにちは☆Chihiroです。


人気シリーズこの人に会いたい第5弾は、オーストラリアでワーキングホリデーをし、メルボルンでバリスタとして活躍。その後夫婦で世界一周。現在は日本の吉祥寺でアウトドアショップを経営する日本人の方をご紹介!


プロフィール:

お名前:依田拓馬  よだたくま

神奈川県出身、29歳。旅行好きの親の影響で自分自身も旅行が好きになり、学生時代から世界一周を計画。卒業後は自動車メーカーの営業として就職。4年間世界一周の資金を貯め、いざその貯金を元に2年半の海外旅行へ!。現在は東京吉祥寺のアウトドアショップを経営。



1、海外へ飛び出そうと思ったきっかけは何ですか

●学生時代に旅行好きの家族にアメリカ、カナダ、バリ、グアムなど連れて行ってもらっていました。その影響で自分自身も旅行好きに。日本の文化よりも海外の文化に憧れをもっていました。日本にいながら海外旅行気分が味わえるように、外国製品を片っ端から集めました。分かりやすいのはダウニーとかですね。テレビではCNNをみたり、英語のラジオを流したり、とにかく日本のものを外国製に変えようとしてました。いわゆる「かぶれ」ですね。そうなってくると実際海外で生活をしてみたくなります。また、当時付き合っていた彼女(妻)と、世界一周をしたいと話していました。老後に。しかし突然気が付きました。老後はお金はあっても体力がない。今なら体力はあるがお金がない。それならお金を貯めればいい、という結論になりました。大学卒業後は就職しましたが、元々旅の資金ができ次第辞める予定だったのです。

それが海外に飛び出した理由ですね。        


2、なぜオーストラリアを選んだのですか

●世界一周を決めていた時も、オーストラリアで生活することは全く考えていませんでした。行くとしても旅の途中に立ち寄るぐらい。英語に興味があったので、学生時代にAEONに通っていましたが、そこでの英語レベルはひどいものでした。ただ、英語を話す、外国人に慣れるくらいの程度です。そのレベルで世界一周をしても、現地の人とコミュニケーションが取れない。コミュニケーションができなければ、旅の楽しさが半減されてしまいます。そう考えた私達は突然、留学を考え始めました。調べてみると、ワーキングホリデーという制度があるらしい。英語を学びながら、収入を得ることができる。コレだ!そうすると次は国選び。イギリスは抽選、カナダは寒い、ヨーロッパ、、英語圏じゃない、そうするとすぐにオーストラリアかニュージーランドに絞れました。暖かい国で英語圏。調べを進めるとニュージーランドは寒いということが分かりました。そうなるとオーストラリアしかありませんでした。



3、渡航前に不安はありませんでしたか

●不安だらけでした。旅行には慣れていましたが、それは空港に着けば迎えが、ホテルも決まっていて、ご飯もインクルードされているといったものです。ただ、幸い現地に住んでいる日本人とコンタクトが取れ、外国人の旦那さんが迎えに来てくれることになりました。空港に着いて、2時間程バスに乗り、電話をして迎えに来てくれるといったものでした。知り合いがいるということは不安要素をかなり取り除いてくれましたが、英語で初対面の外国人に電話をすることが不安でした。語学学校に通う予定でしたので、学校の手配を現地ですることも不安でした。





4、いつ・どのくらいの期間滞在をしましたか

●知り合いがいたこともあり、クイーンズランドのNOOSAに4ヶ月。そのあとはセカンドビザを取るためにGATTONで4ヶ月の農業。農業は何ヶ月かかるか読めないので、なるべく早めに行きました。農業が終わると、ニューイヤーをシドニーで過ごして、そこからケアンズへ行きました。車をもっていたので、車内泊とテントを繰り返しながら北上していきました。シャワーは公園の蛇口、という日もありましたが、今となっては良い思い出です。

2年目はコーヒーを学ぶという目的があったので、メルボルンに1年いました。そこでスタバしか知らない私は、メキメキと上達しました。コーヒーに興味をもったのは、NOOSAのシェアハウスのオーナーのおかげです。人と出会う度に自分の考えや、興味がかわるのが出会いの楽しみですね。





5、どこに滞在しましたか

●NOOSAの時は知り合いの自宅に1週間。次の滞在先も手配していてくれて、日本人の家に4ヶ月いました。農業ではキャラバンパークという汚く、荒れている場所に4ヶ月。使用済みのキャラバン(キャンピングカー)が100台以上並んでいるところの1台を夫婦で借りていました。パンチがありますが、世界中のワーホリが農業をしに集まるので、誰とでも話があう、みんな友達みたいでした。毎晩パーティーで、休日は午前中からパーティー!なんだかんだ一番楽しかったかもしれません。そのあとは車内泊やキャンプを数週間して、ケアンズのシェアハウスに3ヶ月。2年目はバックパッカーに10日滞在し、新築マンションのシェアハウスに10ヶ月いました。




6、滞在先はどのように手配しましたか

●NOOSAの時は自力ではないですが、どの街にも掲示板があります。例えばスーパーにあります。「売ります、買います」から「シェアメイトと募集」、「アルバイト募集」まで。あとは日豪プレスや、GO GOメルボルンなどのインターネットサイトですね。メールや直接電話でコンタクトがとれ、その日に家を見ることもできました。



7、渡航に当たってどのビザを取得しましたか

●ワーキングホリデービザを取得しました。全部英語でのネット申請でした。エージェントにお願いしようと思いましたが、代行申請料が25000円くらいでした。さすがに高い。調べてみると申請の仕方の日本語ページを発見。全て翻訳されていました。15分くらいで申請が終わり、5分後には承認のメールが届きました。



8、語学学校には通われましたか

●オーストラリアで通う予定がありました。料金を見るまでは。1ヶ月で15万円以上。2人で30万。そのためにずっと貯金をしてきましたが、葛藤の末やめました。私達は世界一周中にフィリピンに立ち寄り、1ヶ月語学学校へ通いました。フィリピンは物価が安く、宿代、食費、授業料込み1ヶ月11万円でした。授業は朝8時から夕方5時までみっちりマンツーマン授業です。






9、現地での仕事はどうやって見つけましたか

●NOOSAの時は紹介でジャーマンベーカリーのキッチンハンドとして働きました。農業は横のつながりです。自力で探すより、友人の紹介が一番効果的です。キャラバンパークは友達を作るのに絶好の場所でした。メルボルンではカフェの仕事を探しましたが、仕事を見つけるのは素人にはかなり厳しい現状でした。スキルのある人でも難しいといいます。それ程コーヒーに本気の街でした。日本食レストランが多いので、ラーメン屋で働きつつ、紹介してもらったカフェで無給で修業をしていました。コーヒーが作れる様になると、有給になりました。



10、現地で働いてみてどんなところがよかったですか

●学校で習うよりも実用的な、生きた英語を学ぶことが出来ました。本当に必要な英語を学ぶことで、自信も付きますし、外国人に対しても社交的になりました。仕事を通して世界中の多くの友達を作ることもできました。


逆に困ったことはなんですか

●英語が理解できなく、失敗してしまったり、言いたい文句も言えない事でした。今では英語でケンカをすることもできる様になりました。笑




11、実際にオーストラリアで生活をして、良かったことや変化はありましたか

●良かった事は失敗を含めて全てです。オーストラリアを旅行で行く事はできても、住む事はなかなか出来ない経験です。現地のスーパーへ行ったり、働いたり、旅行をしたり、出会いや別れも良い経験でした。中でも車を購入したことで行動範囲が広がり、シドニーからケアンズまで長距離旅行した時は楽しかった思い出です。オーストラリアで税金や年金のことなど、旅行では考えられない事も考えざる負えないですし



12、大変だったことやびっくりしたことはありますか

●スーパーで購入前の商品を食べ始める人を見た時は万引きだと思いました。特に夏の暑い日は、飲み物を手に取り飲み始める。飲みながら買い物をし、最後に空のボトルをレジへ。日本ではアリなのでしょうか?

あとはどこへいっても裸足の人が多い。スーパーでも運転中でも、H&Mでも、、、靴を履かない人がいっぱいいました。



13、自分の語学力は伸びたと思いますか

伸びました。渡航前から勉強はしていましたが、話せない。単語をつなげる程度のレベルでした。今では職場で英語で接客をしたり、英語の会議に参加できるまでになりました。以前はグラマーなどを気にする日本人らしい英語を意識していました。実際は、間違えることが恥ずかしいから話さないより、話さない方が恥ずかしいというものでした。ヨーロッパ人は無茶苦茶だけど話す。話す経験値がいずれ話せる様になる。日本人は話すために家で勉強する。文化の違いでしょうか。家での勉強を控えめにし、外で遊ぶ人ほど成長します。ただ私たち日本人にはコレが難しいのです。





14、オーストラリアから帰国後はどんなことをされていたのですか

●私は幸い就活せずに今の仕事をしています。というのも、父の経営するアウトドアショップに就職したからです。以前はアウトドアにさほど興味はありませんでしたが、オーストラリアのテント生活や、バックパッカーとして世界30カ国を旅したことで興味を持ちました。ドイツのJackwolfskinというメーカーなのですが、以前はノースフェイスやコロンビアを好んでいました。しかし、実際にバックパックやウェアを使用して、その丈夫さや使いやすさに魅了されました。一般の商品と、アウトドアのために作られた商品ではこんなにも違うのかと驚きました。これからワーホリや留学そして世界一周へ行かれる方。アドバイスができるかと思いますので吉祥寺にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。

ホームページもありますので、サイトを覗いてみて下さいね。

Wolfhouse

URL: http://www.wolfhouse2.jp
Twitter: @wolfhouse_shop
Youtube:
https://www.youtube.com/watch?v=WhTjhH4eqBI


15、渡航前と帰国後の一番の変化は何ですか

●渡航前は日本が嫌いでした。日本人は背は低いし、鼻も低いし、人見知りだし。

帰国後は日本の文化や人、もちろん食もすべてが好きになりました。日本人は人見知りだけど、話し始めればどこの国より親切で丁寧。嫌な顔はせず我慢強い。熱心だし器用。日本は食べ物は美味しいし、京都や鎌倉の様に文化もある。海にも囲まれて、冬は雪もある。以前は外国人に比べると、日本人は小さく見えていました。海外に出ることで日本人であることや、日本に住んでいることを誇れる様になりました。



16、海外へ(オーストラリアへ)飛び出して良かったと思いますか

●良かったです。ワーホリは年齢制限あるので、考えている人がいるなら行くべきだと思います。学生なら休学、社会人なら退職する価値があります。帰ってきてから就活が、、、どうにかなります!80年の人生のたった1年だけですから。その1年を逃したら次はきっとないと思います。



17、これからやってみたいこと、自分のゴールはありますか

●いずれは自営でカフェをやりたいです。元々経営には興味があったので、いまの会社でノウハウを勉強中です。仕入れや売り方、支払いやホームページ作成などはためになります。日本にメルボルンのカフェをそのまま持ってきたかの様な、オシャレなカフェにしたいです。もしくは日本の文化とメルボルンのコーヒーを融合させ、畳の上でエスプレッソを作るカフェも、外国人にウケるかも知れないと考えています。



18、これから海外へ行く人または、まだ踏み出す勇気が出ないという方へメッセージをお願いします。

行けばなんとかなります。行かないと後悔します。帰って来てからのこともなんとかなります。迷っているのなら、とりあえず貯金をして、2~30万円貯まったら出発しましょう。海外生活が予想と違っても損はしません。その時は日本を好もっときになりましょう。



☆まとめ

みなさん、どうでしたか?「行けば何とかなる」という強いメッセージが心に響きますよね。行く前はとにかく不安でしょうがない気持ちが実際海外で生活を体験すると帰国した頃には大きく成長してさらにこれがやりたい!じゃあやってみよう!と夢がどんどん膨らんでいくのではないのでしょうか?

日本から離れてみることでもっと日本が好きになることもあります。

さらに、オーストラリアだけでなく世界各国を回ったことでさらに自分自身を成長することができます。

結婚してても夫婦で世界一周をしよう!という大きな夢を叶えられたことがとても素敵なご夫婦だなと感じました。二人で夢を共有する。なかなか結婚していると仕事を辞めて行く勇気がない人もいて夢をあきらめてしまう人も多いのではないかと思います。こんな素敵なご夫婦に出会えるとなんだかもっと自分のやりたい可能性が広がるような気がしますよね。

オーストラリアでワーキングホリデー、フィリピン語学留学、世界一周と旅のスペシャリストのアウトドアショップに一度足を運んでみると素敵なアドバイスがもらえるのではないかと思います。私の海外生活でとても活躍しているのがアウトドアグッズなのでぜひ日本に帰る際には私も立ち寄ってみたいものです。


Wolf house
http://www.wolfhouse2.jp
次回もお楽しみに。

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