日米、クラブという場所を比較
僕はニューヨークでDJをやっています。
以前Shinyaさんに活動をインタビューしてもらいました。
そのインタビューの時にもアメリカでのDJ、日本でのDJの違いなどを少しお話しさせて頂きましたが、本日は日米の「クラブ」という場所の違いについて触れていきたいと思います。
「クラブ」
とは正しく僕達DJの職場です。80年代に「ディスコ」と呼ばれた場所が、僕ら世代から「クラブ」と呼ばれるようになりました。
日米の違いをひもといて行きましょう。
1.禁煙である。
僕自身若い頃からクラブで遊び、クラブで友達を作り、クラブと共に育って来た人間ですが、まず日本に居た頃は「朝、クラブを出ると服がタバコ臭かった」という思い出があります。アメリカのクラブは禁煙!今たまに日本のクラブに行くと苦しくなります。
2.クラブとはボトルを開けに来る場所である。
日本でクラブは何をしに来るところかというと、一般的には「踊りに来る」場所だと思います。僕らの時代はずっと暗黙であった風営法により「厳密に行ったら踊ってはいけない」場所でしたが、基本はクラブは踊りに行くという感覚。ここ数年のアメリカでのクラブは「ボトルを開けに行く」場所という感覚。まずテーブルを抑え、高いボトルを開け、女の子に飲ませる。勿論クラブでは音楽が掛かっていて音楽を楽しみ、踊るのですが、基本このテーブル、ボトルありきの感覚は日本とは少し異なる気がします。
3.小箱はクラブとは呼ばない。
日本では小さいクラブを「小箱」と呼び、中くらいのを「中箱」、大きい場所は「大箱」と呼んでいますが、アメリカではまず小さい場所は「クラブ」ではありません。小箱はバー、中箱はラウンジ、そして大箱のみを「クラブ」と呼ぶ。そういった感覚で間違いないと思います。
4.ドレスコードがある
バー(小箱)やラウンジ(中箱)なら大丈夫ですが、「クラブ」と呼ばれる場所はほぼドレスコードがあります。ドレスコードといっても、その定義は場所によってもそれぞれですが、基本クラブという場所は「オシャレ(ストリートファッションではなくトレンディカジュアル)をして、テーブルを抑えて、ボトルをあける」場所であるという事です。このため、日本人の友達などが遊びに来た場合、女性はあまり引っかかりませんが、男性はドレスコードに引っかかってしまう場合もたびたびあります。場合によってはリュックとかも持って入れないのでご注意を。
5.DJはそんなに多くない
日本では一晩あると一人のDJの出番が40分~60分くらいな印象ですが、アメリカではDJは一晩で一人か、二人くらいです。アメリカでも多く入っている場所もありますが、大抵駆け出しのDJが集まってしまうので内容はあまり良くない場合が多いです。
さて、まだまだ色々とありますが、キリがないので今日はこの辺で!
DJ視点からの違いについてもまた次回書いていければと思っています。
じゃ、そういうことで。
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日米、クラブという場所を比較
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