【アメリカ留学初級編・その3】アメリカ留学の学費って、いくら?(四年制大学編)

アメリカ留学で最後に残った学校の種類というと、四年制大学ですね。



(雪の多いミネソタ州にあるThe University of Minnesotaには、なんと地下トンネルがあるんです!)


▪︎四年制大学の特徴

こちらの四年制大学で日本と少し違う点というと、メジャー(専攻)をいつでも変えられる、というところでしょうか。

自由を重んじるアメリカなので、入った時に専攻をガッチリ決めなければいけないということや、一度決めたら変えられないということもありません。

大体始めの2年間で一般教養と専攻の基礎的なクラスを取って、残りの2年で自分の専攻の上級クラスを取っていくという感じなのは日本の大学でも同じだと思うのですが、その間に「これ、やっぱり自分には合ってないな~」、「こっちの専攻のクラスも取ってみたいな」という場合は、いつでも進路を変えることができます。



(Arizona State Universityのキャンパス。州によってキャンパスの様子はすごく変わります。)



(こちらはUniversity of Miamiのキャンパス。キャンパス内にこの様な素敵な池とバーがあるという、私立ならでは?の素晴らしさ)


▪︎四年制大学の学費はどれくらい?

留学生は学生ビザでの滞在中12 creditsを取らないといけないのと、公立学校では州外生の学費を払わなければならないのは、コミュニティーカレッジの場合と一緒です。

違いが分かりやすくなるように、前回選んだ州と同じ州の大学で見てみましょう。


<ワシントン州>

州立大学A Tuition(1 Quarter, 10-18 credits) $11,024

International Student Fee (per quarter) $45

Tech Fee    $41

Service & Activities Fee $131

IMA Fee    $32

FR Fee    $73

U-PASS    $80

Total $11,426

(full year) $34,278

この学校は、公立とはいえとっても高いのが分かりますでしょうか?コミュニティーカレッジのおよそ4倍!これにさらに保険代などが加わると、払わなければならない額はもっと増えます・・・。


私立大学B Tuition (1 Quarter, 12-20 credits) $12,990

Technology Fee (per year)    $420

Recreation Fee (per year)    $300

        Total $13,710

(full year) $39,690


<カリフォルニア州>

州立大学C Tuition and Fees (full year) $37,424

私立大学D Tuition (full year) $44,757


なんでも高いカリフォルニア、学費ももちろんちょっと高めです。


<ユタ州>

州立大学E Tuition and Fees (per semester, 12 credits)$10,906.34

Total (full year) $21,812.68

私立大学F Tuition and Fees (per semester)     $15,614

Total (full year) $31,228


<ミシシッピ州>

州立大学G Tuition (per semester, 12 credits) $10,287

Total (full year) $20,574

私立大学H Tuition (per semester, 12-18 hours) $7,621

Registration Fee $366

Technology Fee    $45

Health Services Fee    $25

Total $8,057

(full year) $16,114


なんと!ミシシッピ州のこの私立大学は州立大学よりも安いようです!私立だから必ず高いというわけではないんですね。ビックリです!


<ハワイ州>

州立大学I Tuition and Fees (per semester, 12 credits) $16,258

Total (full year)   $32,516

私立大学J Tuition (full year)   $22,160

Fees      $280

Total   $22,440


こちらのハワイの私立大学も、州立大学よりも安いようです!


これは私もビックリだったのですが、私立大学だからと言って必ず州立大学よりも学費が高いというわけではないのが分かりましたね。専攻や行く場所にあまりこだわりなく、学費をなるべく抑えたい!という人は、リサーチすれば安い学校もたくさん見つかりそうですね。

他にも学校生活にかかる費用や学費を安くする方法(学校によっては、あるんです!)については、次の記事でお話したいと思います!



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2003年に英語と音楽を勉強するため渡米。
ワシントン州シアトル(Shoreline Community College)
アイダホ州ボイシー(Boise State University)
テネシー州メンフィス(The University of Memphis)
での学業を経て、2013年に修士課程修了。

現在はイリノイ州シカゴにて生活しています。

アメリカ留学(とくに音楽留学)、アメリカ生活へのご質問、どんどんお寄せください!
コメント
6
2015-10-10 12:58:43
アメリカは特に学費が高いですよね、、、。そのため、私は生活費を少しでも抑えようと消費税のないオレゴン州を選んだ一つの理由です。
2015-10-15 03:19:32
そうですね〜。抑える方法もあれど、留学生の学費はやっぱり高いですよね!
オレゴンの消費税のない生活、羨ましいです!実際アメリカ人が生活して払う他のtaxは高いんでしょうけどね。
シアトルに住んでいた時ポートランドで買い物して嬉しかったです♪
2015-09-21 14:57:21
州立大学で年間$30,000かかってるって、留学生たちが4年終わるころには日本の医大を卒業できる金額になりそう・・・・すごいなぁ。。。
2015-09-25 11:27:39
でしょ。高すぎだよね。おかげでStudent Loan (debt) は多くのアメリカ人が抱える大きな問題で、アメリカでも議論の的になってるよ。
近いうちに本当に公立大学の費用がタダになる時が来るのかな〜??
2015-09-21 16:45:37
Full Yearって年間ですよね、、。なんだか、学費の感覚がおかしくなる金額ですね。

でも奨学金をもらいながら、大学院まで出て、その後、金融系で働いて全額自分で学費返済した学生に数回あったことがあるので、チャンスも多い国なんでしょうね。
2015-09-25 11:25:32
そうなんです。なんだか公立とはいえビックリしてしまう額ばかりの学校が多くて、留学生にはちょっと頭が痛い問題でもあるのですが・・・
森山さんの言う通り、私も奨学金などをもらいながら大学院まで出たので、方法はいろいろあるんです!そのことについて今書いてますので、しばしお待ちを・・・!