クリスマスシーズンが近くづくと
我が家の郵便受けにも
Season's greetings(クリスマスカード)が届く。
*日本で言う、年賀状に近いが
一斉配達ではなく、一般的にクリスマス前に届けばOK.
家族、親戚からのもの
隣人、友人からのものなど
差出人は様々だ。
その中に、18年間毎年送ってくれる人がいる。
今日はその人のことを紹介したい。
彼の名前はYさん。
Yさんと出会ったのは18年前。
場所はモスクワ。
大学でロシア語を専攻していたワタクシは、
大学2年の夏休みの旅行先にモスクワを選んだ。
期間は6週間。
(以前の記事でも書いたが、ワタクシの人生初海外旅行はアメリカ。19歳の時。
モスクワが2回目)
ツアーには、世界各国から集まった老若男女計30名ほど。
そのうち、日本人はワタクシ入れて3人だった。
30名は、初日に語学のレベル別に5つのクラスに分けられ
少人数で、授業を受けた。
午後は、クラスの垣根を超え
いろんな人と
赤の広場へ行ったり、ワシリー寺院、クレムリンを訪れたり
劇場で観劇したり、
モスクワ川をクルージングしたり、公園でのんびりしたり・・・
今でこそ、いろんな国籍の人と日常生活で交わるのが普通となっているが
この時が、人生で初めて、いろんなバックグランドを持った人と
濃い時間を過ごした。
Yさんは、スイス人のおじさんで、年は自分の父親ぐらい。
ドイツ語が母国語で、英語、イタリア語、フランス語も話すが
片言のへんてこな日本語も話すので、おもしろいと思っていたら
日本人の奥様がいることが判明。
結婚して、子どもがいても、自分の好きなことにでかけるその生き方に
20歳ながらに衝撃を受けたのを今でも覚えている。
まさに延々につづくかと思われた時間の中で
いろんなことを語り合い、教えてもらった。
その後、毎年近況を報告し合い
ワタクシが結婚後
主人とヨーロッパを旅行した時には
Yさんの家に泊めてもらった。
その翌年には、Yさん夫妻が日本の我が家に遊びに来てくれた。
今年の
Yさん夫妻からのカードには
11月に生まれたばかりの初孫の話に加え
難民問題のこと、ISによるパリでのテロ事件のこと、ギリシャの金融危機のことなどが
書かれてあった。
友人の言葉となると
世界で起こっている問題も、
テレビのニュースで見るものと違って頭に入ってくる。
「国際理解」「国際交流」とか大それたことではなくてとても身近で、一人の人間として、2016年がより平和になってほしいと
切に願う気持ちになってくる。
世界に友達を持つというのは
こういうことなのだ・・・と
18年の時を経て、思う今日このごろである。
日本語堪能、現役英語教師の夫と、そこそこの英語力で日本語教師のワタクシは、言語オタク。言葉について語ると止まらない・・・(笑)それでも、言語学習に苦労した私たちだからこそ、これから勉強するぞ!という人の相談に乗れるはず。
2人の子どもは、英語と日本語の2言語、オーストラリアと日本の2文化をバランスよく吸収し、バイリンガル・バイカルチャーで育っています。
趣味は、ブッシュウォーキング。料理と食べること。読書。
ゴールドコースト渡航前に聞いてみたいこと。
オーストラリアの教育事情。バイリンガル育児のこと。英語学習のことなど、お気軽にお尋ねください:)
【アメブロ】http://ameblo.jp/englishcoach2017/
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クリスマスに思う「世界に友達がいるということ」
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日本語以外の言語があるこら、知り合える人、分かり合える人がいるのは、心強いですね。