【アメリカ留学入門編・その２】アメリカ人ってどんな人たち？

アメリカ人ってどんな人たち？

アメリカ人の性格って、どんな感じなんでしょうか？日本人だって十人十色、簡単に一言でまとめられないのと同じで、アメリカ人にだってもちろんいろんな人がいます。

人種のるつぼと言われる移民の国ですから、ある意味日本人よりも個性がハッキリしていて違いの差も大きいと言えるかと思います。

(ミシシッピのバーでのNew Year's Partyでの風景です）

本当にフレンドリー？

日本人がまずアメリカ人に持つイメージで、フレンドリー、という言葉が出てくるかと思うのですが、これは合っているとも間違っているとも言えません。

私の経験から言えることは、都会に行けば行くほど他人とのつながりが薄くなる気がします。これは、日本でも同じことが言えるのではないでしょうか。

田舎や少し規模の小さい都市のほうが、他人に挨拶をかかさない、優しい人が多いというのが、私の印象です。どちらかと言うと、アメリカ人は日本人ほど他人に話しかけるのを躊躇しないのかな、という感じはします。これがフレンドリーと言われる所以なのかもしれませんね。

男性はレディーファースト？

レディーファースト、という言葉も、西洋人男性を表すのに使われる言葉ですが、これも人によりけりだなと思います。

レディーファーストというだけでなく、お年寄りや子供、困っている人を助ける人は確かに日本よりも多いのかもしれませんが、かといって皆が皆そうかというと、素通りしたり、見て見ぬ振りをする人がいるのも現実です。

でも、日本のように、人通りの多い駅の構内で重いスーツケースを一人で階段で運んでいても誰も助けてくれない、ということはまずないでしょう（筆者経験あり）。アメリカで同じ境遇なら、誰かしら必ず助けてくれます。

男性女性に関わらず、困っている人がいたら助けなさい、と小さい頃から教わっていて、それが身についているのがほとんどのアメリカ人かなと思います。

（私の修士リサイタル終了後。たくさんの友達にたくさん助けてもらいました！）

あやまらない！?

私がこれはアメリカ人の特徴的な性格だなと思うのは、彼らはなかなか謝らない、ということ。

これももちろん個人差がありますが、アメリカ人はそう簡単に自分の非を認めたり、謝ったりしません。

和を重んずる日本人は、あまり自分が悪いと思わなくてもすぐに謝る傾向にありますが、アメリカ人は自分が悪いと分かっていても謝らない強者も多いです。個人主義で自信を持つことを重んじられるアメリカ文化ゆえかなと思います。

空気を読めない？

アメリカには、日本のように「空気を察する」という文化がありません。

そのため、日本人が当然のように「これ位態度で示していれば分かってくれるだろう」なんて思っていても、全く意思が伝わっていないなんてことは日常茶飯事です。

伝えたいことは細かいところまでハッキリ口で言わないと、ほとんどの場合分かってもらえないと思っておいたほうが良いでしょう。トラブルを防ぐためにも、言いたいことはハッキリ相手に伝えましょう。

（一仕事の後の杯がたまらなく美味しいのは、万国共通ですね！）

細かいことや他人の目をあまり気にしないアメリカ人。

サービスされたりする側に立つと、日本のようなきめ細やかなサービスはほぼ皆無なので、嫌な気持ちになることもあるかもしれませんが、逆にこちらも日本にいる時ほど他人に気を遣わなくて良いとも言えます。

私はこちらの生活に慣れてしまって、日本に行くといつも気にしないことに注意を払わなければいけないので、気疲れすることもあります。

どちらの文化も一長一短なので、これもまた日本人を客観的に見る良い機会ですね。