聞いてくれる体制じゃない人達との会話
以前ブログで「英語ペラペラとは?」について書かせてもらった時にも少しふれたのですが、僕個人の経験を元にまた少し英語について書かせて頂きたいと思います。
日本に居た時に
「英語を楽しく勉強しよう!」
「英語が喋りたかったら勉強はするな!」
というたぐいの本を目にしたり、
「勉強なんかするより友達と遊んでいた方が生きた英語が身に付くでしょ!」
という意見の人もいました。
僕自身英語を学び、自分が今まで関わる事のなかった自分と違う国から来た友達も出来て、「英語の勉強」は自分の人生で「音楽」につぐ貴重な楽しい時間であったと思います。ですが、皮肉にも自分の英語力がグッと伸びたなと感じた瞬間、忘れずに覚えられた単語など、英語面で成長したなと感じる瞬間は常にネガティブな思い出と共にありました。
文法を間違えてお店の店員にバカにされて笑われた事。
歯医者で「あ~これはWisdom Toothですね。」と言われて家に帰るまで親知らずだと解らなかった事。
アメリカで初めて大きな風邪をひいて激しい頭痛の中、辞書をひいて自分の症状を医者に伝えた事。
楽しかった時の事は思い出としては覚えているのですが、そこでしていた会話は意外と忘れてしまってたりするのですが、辛かったり嫌な思いをした時に言われた事や自分の英語の間違いは何故か一言一句覚えています。同じ間違いを絶対にしたくないという気持ちからだと思います。
加えて僕のアメリカ人の近い友達は優しく色んな事を教えてくれましたが、音楽の仕事で関わった人間はそんなに優しい人達ばかりではありませんでした。彼らからしたら僕が外国人である事なんて全く関係ないので、一生懸命自分のやりたい事などを説明しても「Ha??? I don't understand…」と言われて電話を切られたり、最初は優しく接して途中で態度を変えてダマそうとしてくる人もいました。
ですが、ネガティブな思い出、僕の話を聞いてくれなかったアーティスト、ダマそうとして来た業界人、今は全てに感謝する事が出来ます。
もし僕に優しい友達しかいなくていつでも「君はこういう事を言いたいのね。うんうん。解るよ。」と言われていたら、きっと今より英語が喋れてなかったでしょう。
語学学校の先生や優しく色々教えてくれた友達には凄く感謝してます。その一方で僕に厳しく冷たく接してくれた人達の「聞いてくれる体制じゃない人達との会話」も僕の英語の勉強には必要不可欠な存在であった事は間違いないでしょう。
じゃ、そういうことで。
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聞いてくれる体制じゃない人達との会話
以前ブログで「英語ペラペラとは?」について書かせてもらった時にも少しふれたのですが、僕個人の経験を元にまた少し英語について書かせて頂きたいと思います。 日本に居た時...