海外生活は一期一会

海外生活をしていると

『一期一会』という言葉を

身にしみて体験することがある。




特に、ゴールドコーストは

『Transitの街』(=通行、移り変わり、変遷、変化という意味)

というだけあって

人々が出たり入ったりする。



ここで出会った人の中には

ゴールドコーストに住み続ける人もいるが

数カ月後、数年後に別の都市や、他の国に行ってしまうことも

稀ではない。

子どもたちの学校でも「転校生・転入生」の数が非常に多い。



よく言われることだが

日本人は、「農耕民族・定住型」で

オーストラリアの人は、「放牧民族・移動型」と

再認識する。




日本人の両親は

彼らが生まれ育ったところに

今も暮らしている。



一方、オーストラリアの人は

自分の生活スタイルに合わせて

新しい家を見つけて引っ越しをしたり

(独身時代はシェアハウス、結婚したら一軒家、リタイヤしたら庭仕事のないアパート)

条件のいい仕事を見つけると

転職して、別の都市へ移ったり。

理由がなくても「面白うそう!」と

旅に出かけたり。



どちらがいいという問題ではないが

事実である。




生まれ育った日本を飛び出して

海外生活をする最大のメリットが

こういう『違い』に気付くことであると思う。

自分の中の『当たり前』の基準が

世界の基準とはズレていると気付くこと。

そして、選択肢、価値観を広げ

本当に自分に大切なもの、大切な生き方を

選んでいけたら

人生がより豊かになっていくのでは・・・と

思うのである。





実は、こんな感傷的な気持ちになるのは

1年前に出会った友人が

日本へ帰るというわけで

昨日、彼女一家の壮行会をしたからである。


過ごした時間は

決して多くはないけど

彼女と出会えたことで

見えた世界がある。


彼女と過ごした時間のおかげで

心が動いたことがある。



今後も、ワタクシは彼女のことを

忘れないであろうし、

インターネットが発達した現在

LineやFacebookで近況を確認し合うのは

簡単そうだ。

そして、また近い将来

どこかで会えると信じている。


素敵な出会いに感謝!






                                   

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オーストラリア人の夫と2010年5月に日本からゴールドコーストへ移住。
日本語堪能、現役英語教師の夫と、そこそこの英語力で日本語教師のワタクシは、言語オタク。言葉について語ると止まらない・・・(笑)それでも、言語学習に苦労した私たちだからこそ、これから勉強するぞ!という人の相談に乗れるはず。
2人の子どもは、英語と日本語の2言語、オーストラリアと日本の2文化をバランスよく吸収し、バイリンガル・バイカルチャーで育っています。
趣味は、ブッシュウォーキング。料理と食べること。読書。

ゴールドコースト渡航前に聞いてみたいこと。
オーストラリアの教育事情。バイリンガル育児のこと。英語学習のことなど、お気軽にお尋ねください:)

【アメブロ】http://ameblo.jp/englishcoach2017/
コメント
2
2016-03-07 11:55:51
日本人は、「農耕民族・定住型」で、オーストラリアの人は、「放牧民族・移動型」。すごくわかりやすい例えですね。「放牧民族・移動型」の社会の中で暮らしていると、定住の方が稀なので、都市を転々としながら暮らすことに対しての日本人特有のハードルもぐっと下がりそうですね。
2016-03-07 19:36:38
オーストラリアの人に、日本の習慣、定住型などを説明して、わかってもらうのも一苦労です。
人生節目節目で、柔軟な選択ができたら、素敵ですよね。
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