【アメリカ留学入門編・その3】アメリカの治安ってどうなの?

アメリカの治安ってどうなの?


日本から出て海外に住むということで一番気になるのが、治安という人も多いのではないでしょうか?


本当のところ、アメリカの治安はどうなのでしょうか?

答えは、「場所と時間による」です。

アメリカの都市(田舎などを除く)のほとんどに、あまり人が寄り付かない危ない場所というのが存在します。そういう場所に行かない限り、常に周りを見回して警戒していなければいけない、ということはありません。


そして、昼間は普通に出歩いていても全く問題ない場所でも、夜になると少し危なくなる、という場所もあります。

地元の人たちが歩いていなければ、そこは危ない場所と思った方が良いでしょう。


大体、こういった「危ない場所」というのは、見た目ですぐ分かったり(ゴミがたくさん落ちていたり、建物が壊れていたりする)、雰囲気で察知できることが多いです。

安全な場所とそうでない場所が隣り合わせだったりすることもあるのが、アメリカの特徴でもあります。



(ミシシッピ川沿いの長閑な風景のこの場所も、夜になれば危ない場所となり得ます。)


みんな銃を持ってるの?

アメリカというと、銃社会で有名。アメリカ国民は、法律で銃を持つ自由を認められています。

日本では馴染みのないことなので、「銃が周りにある生活なんて怖いな」と思ってしまいますよね。

でも、実際に生活していて銃を見る機会があるかというと、答えは「ほぼ無い」です。

私が経験する身近な銃は警察官が持っている銃で、一般人が銃を見せつけて歩いているかというと、そういうことは滅多にありません。ですが、持ち歩かないだけで所有している、という人たちはたくさんいます。


自分の身は自分で守ろう

これは世界のどこにいても言えることですが、自分の身は自分でしっかり守らないといけません。

大事なことは、まず、


行くべきではない場所を知る

先にもお話したように、どの街にも普通の人が立ち入るべきではない地域というのがあります。

一人で探索する前にある程度の情報を集めて、危ない場所には近づかない、というのが安全への一番の近道です。



(同じダウンタウンの中でも、安全な場所とそうでない場所があります。)


②夜は一人で出歩かない

これも日本でも言えることですが、特に勝手が分からない海外においては、一人で夜中に出歩くのはとても危ないことです。私が今住んでいる近所でも、事件が発生するのは深夜から朝方にかけてです。


③防犯グッズを持ち歩く

もし何かあった時に少しでも被害を少なくするために、防犯グッズを持ち歩いている人はたくさんいます。

ポケットナイフ、催涙スプレー、スタンガンなど、簡単に手に入るので、使うことはなくてもカバンに入れていれば一人で歩いていても少しは気が楽になります。



(まだ幸い登場機会のない、ポケットナイフとスタンガンです。)


④危ないと思ったらすぐに逃げる

出先で少しでも怪しい人がいる、怪しい雰囲気の場所に入り込んでしまったと思ったら、すぐに引き返したりその場所から立ち去ることが大切です。

何かあってからでは遅いので、普段と違う何かを感じたら、すぐにその場から離れましょう。



あとは、新しい街に住み始めたら、近所の人、学校の友達などに街のことを聞く、ローカルニュースを見て、どこで事件が起きているのかをチェックする(大体事件は同じ地域で起こっていることが多いです)など、トラブルを避ける方法はたくさんあります。

情報を味方につけて、安心して快適な生活を送りたいものですね。

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2003年に英語と音楽を勉強するため渡米。
ワシントン州シアトル(Shoreline Community College)
アイダホ州ボイシー(Boise State University)
テネシー州メンフィス(The University of Memphis)
での学業を経て、2013年に修士課程修了。

現在はイリノイ州シカゴにて生活しています。

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