英語圏に暮らして感じたこと

英語圏に暮らして感じたこと




オーストラリア人の知人で毎年日本に旅行をする人が「日本はワンダーランドのようだ」という意味がわかることが起きました。


彼はオーストラリア生まれのオーストラリアとスコットランドのハーフです。

彼にとって、英語はもちろん母国語で見た目は白人、文化などはいわゆる西欧文化のオーストラリア育ち(オーストラリア系?)です。


彼が日本をワンダーランドといったのは、彼と同じような環境、英語圏で白人が多く、西欧文化のような国に行くと、「なんとなく同じ」と思うそうなのです。だから日本に来た時は、言葉も全くわからない、建物も食べ物も全部違う、人種も違う、何もかも違い、わからないということが大きな魅力となったようです。見るものすべてに興味が湧き、すべてが経験となる。そんなことを言っていました。


私がオーストラリアにいたのは5年半ほどですが、その間、旅行は日本だけでした。帰国する前にタイのプーケットとニュージーランドの南島へ旅行してきました。タイへの旅行の際は、久しぶりの海外旅行をしていると感じました。それがなんでだかはわかりませんでしたが、彼らの言葉や挨拶の仕方、礼儀正しさや、服装、食べ物、街並み、交通機関の様子、家、すべてが新鮮で「異国」だと感じたことは間違いありませんでした。


ところがニュージーランドに行った時は、オーストラリアのどこかにいるのと変わらない感覚だったのです。

最初はニュージーランドに来たぞー!と思っていましたが、数時間もするとまたは寝起きやぼーっとしたりするとそれを感じることを忘れるのでした。そんな時に彼の言っていたことを思い出したのでした。


それはきっと、英語を話し、対応してくれる人もオーストラリアと似ていて、置いてある品物も似ていて、目に入ってくる家の形や街並みも似ている。もちろんオーストラリアとニュージーランドのここが違うんだなということは感じますが、大部分が似ているのでした。


数年いた私ですらそう感じるのですから、英語圏で育った人にとっては、いわゆる英語圏の西欧系への旅行は、違いを知るということはありますが、おそらく同じような感覚なのではないかと思います。


日本だけではなく、自分の国の言葉を話し、自分の国の文化を持ち、建物や伝統があるということがこんなにもその他の国から見たときに魅力的なことだとは先日まで知ることができませんでした。


2020年、本当に楽しみです。



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