自分に正直に生きる

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先日、「海外から日本に帰国した友人のその後」(https://sharehouse.in/jpn/sharelog/detail/35368/?preview=1)という記事で私の友人の話を書きました。


彼女は9月半ばに日本に帰り、10月末現在、英語と元々のキャリアを使った仕事に就き仕事をしています。

電話をしてもなかなか繋がらないので、忙しい日々を送っているのだろうなと思い、仕事が終わった後や週末は何をしているのかを聞くと、平日は週3回ジムに行って、週末は何かしらイベントを探して行っているとのことでした。


以前の彼女は、平日は仕事に追われ、働きづめで帰宅後は何もできなかった、そしておやすみの日は休養というか回復のために使い、または資格取得のために何かしらの学校に通うなどをしていました。


将来のことが不安なので、会社では一生懸命働き、それでも不安で、もっとスキルをと資格取得に励んでいたのでした。そのために疲れて、余暇は休養につかっていたあの当時に対し、彼女の今の生活は大きく変わったなと思いました。


週3回のジム通いもいわゆる「痩せる」という目的ではなく、当たり前の健康維持目的であること、筋力をつけたいということ、気分がスッキリするということだそうです。誰かに言われたわけでもなく、自分で勝手に動いています。


そんな彼女から報告がありました。「来年の頭にニュージーランドに行く」とのことでした。


本当に驚きましたが、オーストラリアに来る前に本当に妹のように私を頼り、仕事以外のことに関しては、受け身で心配性だった彼女が、オーストラリアに来ることさえためらっていた彼女が、知り合いの誰もいない海外に自分から行くと決めたことに大きく心を動かされました。嬉しくて、涙が出そうになります。


一年でも仕事をやめること、日本を離れることを「ギャップ」と考え、帰国後の就職を心配していた彼女はもう存在していないようです。仕事は見つかる、それはブランクではないし、他の誰かがブランクだと思っていたとしても彼女にとって海外生活はそれ以上に価値のあるものだったという自信があるのでしょう。


最初の第一歩のオーストラリアへの渡航を決めていなかったら、きっと今の彼女は日本でクタクタになるまで働き、平日の夜も週末も回復に使い、さらに余暇は資格取得に励み、さらにまだ将来に対して不安を感じ、自分に対し自信が持てず、生き苦しく毎日を送っていたと思うのです。


海外留学というと英語取得が目的のように思われることがありますが、私自身の経験からも本当に得れて感謝していることは英語力ではないのです。「自信」や自分の人生を「生きる」、という「強さ」を得れたように思います。


自分を恥じることもなく、ありのままの自分を認め、できることをする生活の中で、自分が楽しいと感じることを楽しむ時間を作り、自分がそうしていく中で他の人がそうすることに理解を持っていく。


自分を好きになっていったのです。

頑張る自分をほめてあげたいと思ったこともありますし、苦労した経験は愛おしく思います。

結果として、次に苦労することがあったとしても頑張れるだろうと思えますし、結果なんとかなるだろうと思うのです。


彼女のニュージーランド生活ではオーストラリアで彼女がしたことを一から始めていく必要があります。

家を見つけ、友達を作り、仕事を見つけ、生活の基盤を固めていく。

土地勘もないし、違う文化がそこにはあるでしょう。

いろいろな新しいことに挑戦し、いろいろな新しい文化に入っていこうとする彼女は強くて、芯が通っていると感じます。海外生活では悔しくて涙を流すこともあるでしょうし、寂しくて涙を流すこともあるでしょう。


彼女はそんなことは経験済みで分かっていて、それでも行くのです。

それ以上のものを得られることを彼女は知っているのでしょう。


彼女の芯の通った、はっきりとした意志、人生を楽しむ(私は最近疲れてそこまで楽しむということを意識していませんでした)ということをもう一度教えられました。


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留学先でのマナーは他人の家でのマナー
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