テレビ番組から分かる日本の倫理観
最近、Youtubeを使って日本のドラマを見ることにはまってしまいました。
だいたい1−11話くらいのドラマなのですが、私はまとめてみてしまいましたが、本来は週に1度、日本にいた時に楽しみだったドラマがあり、楽しみに待ちわびていました。
オーストラリアではあまりテレビを見なくなったのですが、そのせいかもしれませんが、見たテレビ番組の中でドラマについて、なんとなく楽しめなかったのです。何も学ぶことがないというか、もちろん英語だからテレビを楽しみながら他のことをするほどの英語力は私にはないのでテレビだけを見るということができなかったのかもしれませんが。
ドキュメンタリーではなく、ドラマを通して、例えば自閉症の問題を扱っていたり、余命宣告をされてからの生き方を扱っていたり、一つの流れを見るように感じさせられることができるものが多いんだなと思いました。もちろん恋愛や青春といったものもドラマとしては人気がありますが、金八先生もそうですがドラマの中にこれほど道徳を含んでいるところから本当に倫理観の高い国だなぁと改めて感じました。
知人のオーストラリア人カップルは幼い子供がいるのですが、子供に見せるテレビ番組はしっかりコントロールしていると言っていました。余計な不必要な発言や言葉使い、情報などをコントロールしているからだそうです。その際に、日本の子供用アニメは道徳感があると言っていました。例えば「我慢する」ということを「我慢する」とはどういうことかという教育番組ではなく、ドラマ性の中で感じ取ることができるような作りになっていると話していました。
これは子供だけでなく大人も本当に同じことだなと思ったのでした。
教育番組となると一瞬心構えが必要ですが、ドラマを見るときに学ぼうという心構えで見る人はいないと思います。
ところが、ストーリー性があるものだと勝手に引き込まれ、「感じとる」ということが可能なのではないかと思います。そしてそれは海外ではあまり見られないことの一つだと思うのです。
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