ひょんなところから感じるオーストラリア人気質

ひょんなところから感じるオーストラリア人気質




私が知り合ったオーストラリアの人の話ですが、彼らの話を聞いていると、ざっくりと自分たちは白人であること、英語を話す人種であることというように認識しているように思いました。欧米の英語圏に行くと、見た目も同じ白人で、話す言葉も同じで、立ち居振る舞いも同じでどこか他の国という感じはしないという人がいました。


反対にアジアなど他の国に行くと、見た目も違う、建築物も違う、料理も違う、人々の立ち居振る舞いも違う、まるでワンダーランドに来たようだと感じるのだそうです。これは私にとっては目からウロコでした。


私の知る狭い範囲の分析ですが、日本人がアジアだからといって他の国とは同じではないように、英語圏でもオーストラリア人、アメリカ人、イギリス人とそれぞれ違いがあるなぁと感じますし、私はそのオーストラリア気質のようなものに魅力を感じるようです。


さて、そのオージー気質の一部、オーストラリアの人はのんびりしているということがあります。

のんびりしているというとちょっと違いますが、英語にするとまたちょっと違うような…

「Lazy Aussie」といって、怠けものと訳してしまうと違うものになってしまいます。

おそらく「面倒くさがり」と訳すのが適切な気がします。


よくある日本で習う英語と実際の英語で違うと感じたのは、電話番号などのこの表記。

例えば、0412ー002ー111という携帯の番号だったとすると、「ゼロ、フォー、ワン、トゥ、オー、オー、ゼロ、トゥ、ワン、ワン、ワン」とは言わないということです。


「ゼロ、フォー、ワン、トゥ、ダブルオー、トゥ、トリプルワン」ということ間違いなしです。

番号などが二つ続くときは、ダブルの後に数字を言い、アルファベットの場合も同じになります。

例えば、「AABC」というものを言いたい時、「ダブルエー、ビー、シー』となります。


なんでそんなことになるのかなと思って聞いてみると、母音だか子音の数がその方が少ないから言いやすいとかなんとか、その方が楽ということでした。「そんなもんかね…」と思っていましたが、私の周りのオージーは「ありがとうございます」と「どういたしまして」といったよく使う日本語だけは日本語で言うのですが。。ある日…


「ありがとうござい」


「どういたし」または「どういたしまし」


といつからか聞こえるようになったのです。

途中でやめちゃったのかなくらいに思っていましたが、ある時を境に常にそうだったので、(これは彼らなりに言葉を省略しているんだな…)とわかりました。


日本人でもしない部分の短縮に思わず笑ってしまいそうですが、こんなところから、彼らの朗らかな国民性が伝わればと思います。





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