祝日からみるメルボルン
たった今、そのウェブサイトを見て、これはどうしても書かずにはいられない、これぞメルボルンらしい、という内容。
オーストラリアでは祝日は一緒のものもありますが、州によって異なるものもあります。
メルボルンはビクトリア州は先月の半ば(8月19日)に、新しい祝日を作りました!
10月2日なのでその1か月半前の決定です。これは日本では起こりうることでしょうか…
さて、そんなメルボルンが急遽作った休日、どんなものかというと…
「グランドファイナルフライデー」というもので、オーストラリアのフットボールリーグの決勝の前の金曜日を祝日にするようです。
いかにメルボルンでフットボールが大事で、メルボルンの人々がそれを楽しみにしているかがまさにそのまま出ている決定だと思います。
ビクトリア州のウェブサイトより
Grand Final Friday
The Friday before the Australian Football League Grand Final was declared a public holiday via notice in the Victorian Government Gazette on 19 August 2015. Grand Final Friday is now a public holiday across the whole of Victoria, including metropolitan Melbourne and regional Victoria. This public holiday does not impose any restrictions on shop trading.
The 2015 public holiday will fall on Friday 2 October.
A listing of public holidays in Victoria for 2015-2016.
Holiday | 2015 | 2016 |
---|---|---|
New Year's Day | Thu 1 Jan | Fri 1 Jan |
Australia Day | Mon 26 Jan | Tues 26 Jan |
Labour Day | Mon 9 Mar | Mon 14 Mar |
Good Friday* | Fri 3 Apr | Fri 25 Mar |
Saturday before Easter Sunday | Sat 4 Apr | Sat 26 Mar |
Easter Sunday | Sun 5 Apr | Sun 27 Mar |
Easter Monday | Mon 6 Apr | Mon 28 Mar |
ANZAC Day* | Sat 25 Apr | Mon 25 Apr |
Queen's Birthday | Mon 8 Jun | Mon 13 Jun |
Friday before the AFL Grand Final | Fri 2 Oct | Date TBC |
Melbourne Cup | Tue 3 Nov | Tue 1 Nov |
Christmas Day* | Fri 25 Dec | Tue 27 Dec (Substitute for Sun 25 Dec) |
Boxing Day | Sat 26 Dec and | Mon 26 Dec |
2016年はどうなるかというと未定のようです。
またその他の休日もご紹介させてください。
日本と同じようにお正月やクリスマス、オーストラリアデーといったものはあります。
日本ではお正月は実家に帰って家族と静かに過ごすなどの伝統があり、クリスマスはどちらかというと仕事をする人もいれば夜は家族より友達や恋人同士が楽しむイベントのようになっています。
メルボルンでは過ごし方的には日本のクリスマスとお正月が逆になったような感じです。
クリスマスは実家に帰って家族と過ごします。この日は市内のお店(アジア系などを除く)は閉まります。
スーパーマーケットも閉まります。市内の中心地でも閉まります。
お正月は盛大に花火を打ち上げたり、友人たちと盛り上がるタイプのイベントのようになります。
1月3日にもなれば通常の雰囲気に戻り、新年、日本のように三が日のような雰囲気はありません。
また、クリスマスを日本のお正月のように扱うようにイースターもメルボルンでは重要に扱われます。
日本のゴールデンウィーク並に4日間の大型連休はこのイースターの時に起こります。
後半のオレンジ部分を見てください。11月にメルボルンカップデーという祝日があるのです。
これは今回の祝日と同様、メルボルンで伝統的な競馬のイベントがあるのです。
この日はティーネィジャーからどんな年代までのメルボルンの人々が「正装」をして、このメルボルンの競馬のレースを見るのです。この日のメルボルンの街は本当に映画のワンシーンのように美しいのです。
さて、こんな感じでメルボルン(オーストラリア)と日本の祝日にみる違い、宗教的な違いによるもの、スポーツや競馬の伝統スポーツをいかに大切に楽しみにしているか、また政府の方、お国柄としてその決定に見える決断力。
メルボルンの姿が見えましたでしょうか。色々な民族を受け入れるオープンなお国柄、オーストラリア人にフレンドリーなイメージがあるのはこういったお国柄が影響しているのではないかと感じます。
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