ブリスベンのILSCという語学学校で英語の講師をしているオージー夫から
よく聞く話。
授業中、討論になると、南米の生徒、ヨーロッパの生徒が中心にヒートアップする中
アジアの生徒は、だんまりになる人が多い。
特に、日本人は、自分の意見を言わない、言えない人が多い、と。
日本人代表として、私も、この一般論は、ちょっと悔しいのですが
正直、間違っていないのでは、とも思うのです。
1.日本人はなぜ討論に弱い?
日本では、子どものころから、学校教育で、意見を言ったり
相手を説得させたり、ということを教えられていません。
むしろ、仲間と協調し合って、共生することを教えられます。
また、「察する」能力が高く、「以心伝心」文化も根強いため
言わなくても分かってくれるはず、
なんていう期待もあるのではないでしょうか。
2.欧米社会で生きていくには必須の力
しかしながら、日本の一歩外へ出ると、
黙っているだけでは何を考えているか分からない、と批判され
いい評価を受けることはありません。
私自身も、英語はだいぶ話せるようになった頃でも
意見を求められると、何も言えない、と歯がゆい思いを何度もしました。
料理に例えるなら、
調理の仕方はレシピ本を読んで分かったし、料理教室にも参加して実践したし
何度も作って練習して、おいしい料理が作れるようになったのに
肝心な時に、材料がなくて、何も作れないのと同じではないでしょうか。
3.どうやって鍛えるか
がむしゃらに、英語を話せるようになろう!と英語の言い回しを覚えるのと同じくらい
日本語でいいので、自分の頭で考え、自分なりの考えを持つことが大切です。
では、どうやって鍛えたらいいのか。
・普段から、周りで起きていることに「なぜ?」と疑問に持つ。
・そして、その「なぜ?」に自分なりの答え、仮説を立てる。
・分からなければ、人に聞いたり、本やインターネットで調べる。
一朝一夕に伸びる分野ではないけれど、
こうした小さな積み重ねが、大きなデータベースとなって
今度のパーティーで、語学学校の教室で、近所の人との立ち話で・・・と
役に立ってくれることでしょう。
日本語堪能、現役英語教師の夫と、そこそこの英語力で日本語教師のワタクシは、言語オタク。言葉について語ると止まらない・・・(笑)それでも、言語学習に苦労した私たちだからこそ、これから勉強するぞ!という人の相談に乗れるはず。
2人の子どもは、英語と日本語の2言語、オーストラリアと日本の2文化をバランスよく吸収し、バイリンガル・バイカルチャーで育っています。
趣味は、ブッシュウォーキング。料理と食べること。読書。
ゴールドコースト渡航前に聞いてみたいこと。
オーストラリアの教育事情。バイリンガル育児のこと。英語学習のことなど、お気軽にお尋ねください:)
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苦手な人も多いけど、海外で生きていくのに必須の力
ブリスベンのILSCという語学学校で英語の講師をしているオージー夫からよく聞く話。授業中、討論になると、南米の生徒、ヨーロッパの生徒が中心にヒートアップする中アジアの生徒...
だからこそ、自分に自信を持って、意見を発言すればいいんですよね。
外に出て、自国を見直すこともいいですよね。